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◆2004.03.27(土)◆ 福山芳樹バンド ライブ

「BEST OF YOSHIKI FUKUYAMA 〜13年の軌跡〜」 ★セットリスト★
■会場
表参道FAB

開場 18:00
開演 18:30

チケット 前売4,200円(税込)+ 1ドリンク500円
オールスタンディング
当日券なし

■メンバー
福山芳樹(Vo,Gtr)
てつろう(B,cho)
麻生祥一郎(Dr,cho)
今井隼(Key,cho)

■撮影その他
NG

01 DYNAMAITE EXPLOSION
02 STARLIGHT DREAM
03 突き進め MY LIFE
04 真白にかわれ
05 MIRACLE SKY
06 祝福と涙
07 NIGHTINGALE
08 REMEMBER 16
09 ハッピー・バースディ
10 水玉のカバ
11 しあわせの涙
12 ANGEL VOICE
13 八月六日
14 ビキニの空の消えない火(新曲)

15 ロング・ロング・タイム
16 マイ・ブラザー
17 ガラパゴス
18 MAD MACHINE
19 月のささやき
20 HOLY LONELY LIGHT
21 DREAM JACK
22 君は来ない
23 FLY AWAY
24 まだまにあうさ
25 この空の下に君がいるから

-Encore-
01 NA NA NA
02 SKILL(※)
03 ねここしゃん(※)

※with JAM Projectメンバー(松本梨香を除く)
こんなタイトルを付けたがために、福山芳樹の集大成とも呼ぶべきライブになってしまったという今回のライブ。
福山さんのライブには珍しくチケットは完売御礼。
それだけファンの皆がこのライブを特別なものと思っていたということでしょう。

会場となった表参道FABはお世辞にも広いとはいえないハコ。
実質250人程度しかを想定されていないFABに300枚のチケットが売り切れということでTHツアー最終日L@N赤坂の恐怖がよみがえる人も多かったようです。

しかし、今回は重大発表、ステキなゲストと盛りだくさんで内容的には大満足。
当初の告知による3時間の長時間という予定を大幅に超え、あれよというまに実質4時間弱の超長時間ライブとなってしまったのだった。

物販

今回の物販は6月にスタートする「アコギ旅 Part2〜雨ニモマケズ〜」の最終公演となる横浜CLUB24のチケット先々行販売。
ライブ終了後、出口への階段途中の踊り場で物販されていました。

「福山芳樹 アコギ旅 Part2 〜雨ニモマケズ〜 2004.07.07(wed) CLUB24YOKOHAMA チケット」 \3,150

その他に目新しい物販はなし。
一つ下の踊り場では、てつろうさんのマキシCD「Dear Friend」とオリジナルピックの物販もありました。

衣装

先日のアニぱら公開録画でも着ていたオレンジのステージ衣装。
麻生さんはあたまにバンダナを巻いているので、ラーメン屋の親父風。
福山さんにそれを指摘され、「替え玉一丁!」とまんざらでもない様子。

DVDとビデオカメラと私

ライブ中にMCにて今回のライブはDVD発売されるという告知が。
6月のアコギ旅にあわせて発売されるそうなので、早ければ札幌公演での物販で入手できるかも!

その撮影のため会場内には合計3台ものビデオカメラが稼動しておりました。
(1)客席中央左端に一大備え付けのカメラがステージを撮影。
(2)ステージと客席の間ではカメラマンがカメラを構えながら動き回って撮影。
(3)ステージ上の(客席からみて)左端にはハンディカメラが三脚にセットされ客席をずっと撮影

様々なアングルで福山さんたち(と我々客席)を撮影していました。
客席も頻繁に・・・というか(3)のカメラについてはずっと客席を映していたので、観客としてDVDに登場するのはそこのあなたかもしれませんよー。
・・・例によって私が映っている可能性もかなり高いですが、そこは編集の力というものをぜひ実感させていただきたいものです。

このDVDですが、やはり全ての曲目を収録することは無理なようで、ファンからも二枚、三枚組み希望ー!とかいろいろ声が飛び交っていました。
どの曲が選ばれるか楽しみです。
今回のライブレポでどれが収録されるかの予想を立てるのも面白いですよー。
あまり望ましくはないんですが、公式BBSには予想セットリストが書き込まれ始めるかもしれませんね。

テープ交換

さてビデオカメラが入っているといっても、そこは長時間ライブ、やはり数回のテープ交換が必要になるわけです。
大体MC中になるようにうまく交換時期を調節しているみたいなんですが、カメラが止まったその時の福山さんの安心しきった顔ときたら・・・
やはり撮影隊がはいると普段より緊張するんですねー。
緊張感を持続するために、全カメラのテープを一斉に交換するのではなく、常に一つは回しつづけると良いですね(笑)

そんなわけでカメラが止まっているときの福山さんはリラックスついでに水を飲んだりしていたんですが。
薄暗いステージで照らし出される福山さんの水のみポーズ。
「こんなところ照らしてどうするんだよー(恥)」
FABのスタッフはかなり優秀。
その後の福山さんが水飲む瞬間はしっかりライトが消えました。
あまりのタイミングのよさに福山さんも観客も爆笑。

そうやって交換されたテープはステージの端のところに置かれるわけですが、キチンと管理しないと手が届く私にパクられるところでしたよー。
それどころかスタッフやカメラマンの人に蹴っ飛ばされたりしていたのでテープが心配ではあります。

撮影されたテープは”とある人”に依頼してDVD編集がされるということなので、福山さんはCDアルバムの収録に専念できるということ。

2nd アルバム

というわけで今回の重大告知のもう一つは2nd アルバムの発売についてでした。
アンチョコを見るためにセットリストを持ち上げて、もったいつけようと「7月!」とか言いかけたところでセットリスト丸見えに・・・(笑)。
最前列のファンに指摘されてすぐさま隠す福山さん。
その出来事ですっかり日付を忘れた福山さん、もういちどセットリストのメモをチラリと見て、恥ずかしそうに「7月・・・9日発売!」
というわけで

福山芳樹 2nd Album 2004年7月9日発売予定

です!
思ったよりずっと早くてワクワクします。


ライブ


どこかで聴いたことのあるようなBGMの抑揚のタイミングでメンバーが一人ひとり登場する。
福山さんは最後に登場し・・・

1DYNAMITE EXPLOSION 「Yeah!!」
イントロでダイナマイトのストロークが刻まれ、観客が一斉に沸き立つ。
ゆっくりとマイクに近づき「Yeah!」のシャウトを繰り返す福山さん。
観客もそれに応えての盛り上がり出だしはまずまず。
先日のアニぱらでの声の乱れも感じさせられず幸先良いスタートです。
2STARLIGHT DREAM 前曲のダイナマイトと同様、小刻みなストロークで始まるスターライト。
HUMMING BIRDのアルバムUNSWEETと同様の1〜2曲目のセットリスト。
思い起こしてみればこれは私がハミングとしてのアルバムを初めて聴いた時の順番だった。
いまさらながら感無量。
ODツアーどうよう、観客とのコールアンドレスポンスで「スターライトドリーム」を連呼して終了。
やっぱりスタドリも観客参加できるようになってうれしいかぎりだ。
3突き進め MY LIFE 会場一丸となっての、ヘイ!(Yeah?)は最高だ。
そう、すぐ近くで見当違いの奇声を発する人さえいなければ(汗)
演奏後のMCは客席に心配して「水とかトイレとか大丈夫かー!?」
皆さんはともかく、私はどちらもおろそかにしたので「無理っすー(涙)」
そしてDVD発売の告知で客席大騒ぎ。
今回の客席の声援やレスポンスも収録されるということなので、皆さんがんばって叫びましょう。
客先と福山さんたちメンバーが合わさって完成度のたかいものが収録されるそうなので、皆さんガンバ
・・・奇声は編集でカットということでよろしくです。
4真白にかわれ 新しく発売されたCDで唯一のアップテンポナンバーということでこの曲。
出だしで福山さんがとちるも、お得意の「Yeah!」でごまかして2回目は成功。
わたしもてつろうさんのコーラスパートでがんばって歌いましたひょー。
る〜る〜る〜るるる〜♪
5MIRACLE SKY つづけてアルバム「1・2・3」から選曲のミラクルスカイ。
やっぱりこの曲は今井クンのコーラスワークがいいなあー。
高い声が妙にマッチ。
低いパートは福山さんが歌って、長丁場に備えていました。
ダンダンドゥダン♪
6祝福と涙 「後ろの方見えるカー?大丈夫かー? 大丈夫なら手を上げろー」
真中あたりの人が手をあげたらしく「そこはうしろじゃねー。(苦笑)」
というわけで廃盤CDタイムレスから、愛犬ハマルンとの散歩中に曲が浮かび、30分程度で作曲できたという祝福と涙を演奏。
MY SOUL FOR YOUと同様、実に福山さん思いのいい曲だったんですねー。
こうやって福山さんからポロッとでた曲こそが良曲になるのかも!
MIRACLE SKYに続けてコーラスワークが命の曲を連続ということで、いわゆるコーラスコーナーということでしょうか。
福山さんはキャッツアイでの演奏でした。
久々でうれしい。
7NIGHTINGALE 演奏前のチューニングに手間取り、「(血液型が)A型だから妙なところで完璧志向なんだよね。」
この曲ではてつろうさんもKヤイリのエレアコに持ちかえて、福山さんもキャッツアイとダブルギターで演奏。

「ベースの”も”(りたてつろう)

「”も”?」すぐさま熱心なてつろうファンから突っ込みが入る。

「・・・、いや”て”(汗)」

「てつろうにギターをひいてもらいました(汗)」


と、ここで名前を呼び間違えたついでにメンバー紹介が。
「森田哲朗がなまえをひらがなに変えて・・・CDも出してます、今日はやつの歌はやらないんですが買ってやってください」
そんな紹介ってないよな、と自己突っ込みをしながらメンバーを紹介していく。

麻生さんはハミング時代からずっと一緒にやっているということで、てつろうさんよりも愛情がこもった紹介が・・・。
「麻生は”ふーーーー”とかいうコーラスのために残ってもらってます(笑)」
8REMEMBER 16 マクロス7から残った今井クンとふたりでこの曲を演奏。
チケマガや劇場版のシングルでは歌われていない「REMEMBER♪」「16♪」を観客が歌う。
この形式はライブでは初めて聴いた。
福山さんが嬉しそうな顔をしていたので、私も2番からは参加。
それにしても、すぐ近くで朗々とした声がきこえるのはなぜだろう・・・ヤ、ヤツか!?

かっこいいソロもいつもと違うアレンジでなかなか良いではないですか!
「歌ってくれてありがとうね。あれを自分で歌っていたら次が歌えないんだよね」
とここでマクロス7の時にあの声を入れていたのは古屋さんだったと暴露。
時間がなくて忙しかったときに会報とかを刷っていた古屋さんを捕まえて収録したらしい。
知るひとぞ知る事実がついに明るみに!
私は知りませんでした(笑)
9ハッピー・バースディ 全員再登場のハッピー・バースデーは私の好きなCDバージョン。
今井クンのキーボードによるイントロのファホファホファホ♪が良いなあ。
10水玉のカバ 続けて演奏。
近くの人がいきなり予想外の手拍子。
ひとりがんばって最後のほうまで叩いてました。
とりあえず福山さんの 熱唱に集中してしまったため意識からシャットアウトできたのでまあ良しとする。
演奏後はDVDについての説明と、レコーディングについての説明。
このライブが終わったらベースの音色を決めていくそうです。
11しあわせの涙 サビで手を左右に揺らす観客の振り付けに福山さんも
「懐かしいなー」
いきなり出だしの歌詞でとちる福山さんもらしいですね。
ところで近くの先ほど手拍子をしていたらしき人。おもいきりズレているんですが・・・
なんか近くで焚き火をたいているような感じで手拍子が不規則にパチパチと聞こえるんです(涙)
なので私もリズムを狂わされ、振り付けが皆と逆に。
言い訳ではないですよ(汗)
12ANGEL VOICE 今井クンがてつろうさんのギブソン・ハミングバードを借りて、ANGEL VOICEのイントロストロークを担当するという構成。
福山さんはストラトでアレンジを加えたメロディを爪弾く。
コレはかっこいい!
しかも今回のてつろうさんのコーラスの入れ方は過去最高の一言。
私は思わずゾクリとしました。
福山さんもてつろうさんを振り返って満面の笑顔。
そして後半のWOW WOWでは「EveryBody!」という福山さんの指示で会場全体が叫び声につつまれる。
これはANGEL VOICEのひとつの完成形。
かつてないアレンジのANGEL VOICEですが、これはDVD収録を熱烈に希望したい!
この曲が今回のライブのベストナンバーとさせていただきます。
なお、ストロークパートが終わってキーボードに戻ろうとギターを外すのに手間どる今井クンの姿も・・・(笑)
13八月六日 はじめ曲をつくったときラブソングを想定していたそうですが、恭子さんによるメッセージ色の強いタイトルと歌詞になったという八月六日を演奏。
福山さん一人によるソロでの演奏です。
14ビキニの空の消えない火 「次は新曲。本邦初公開です。」

「ビキニの空の消えない火」

(作詞:福山恭子 作曲:福山芳樹)


八月六日は原爆、そしてこの曲はビキニでの水爆実験を歌ったもの。
以前、福山さんのサイトでアップされていた動画の曲に、恭子さんの歌詞が魂を与えてすばらしい歌になってます。
歌詞については意識したわけではなかったそうですが、ちょうどあのビキニの出来事(※)から50年というタイムリーさで公開です。
せつなげな福山さんの歌い方がまたしんみりと心に染みます。

※50年前の1954年3月1日にマーシャル諸島のビキニ環礁でアメリカが行った水爆実験。
「ブラボー」という名のその爆弾は広島原爆の実に1000倍の威力。恐るべし。


八月六日に続き全編アコギでのソロで演奏。
ODツアーで公開された新曲「NA NA NA」はロックテイストが強かったですが、ちゃんとアコースティックな曲もあると知って安心。
前曲が八月六日で本当によかった!
ヘタにノリの良い曲をやってしまうと手拍子始める○○者がいるかも知れませんから。
演奏中、一つ一つの音を確認するように会場は静まり返っておりました。
今日一番静かな観客がそこに(笑)
15ロング・ロング・タイム MCにてアコギ旅パート2の告知。
セットリストにかかれたアンチョコを見ながら、ごちゃごちゃ説明していた福山さん。
「ああ、もういいや。あとでチラシを配るらしいんで、それを見てきてくれってことだ!」
とってもフランクな福山さんのMCのあとは、アコギコーナー前に止めてしまったアンプの電源を入れなおし中盤戦に突入。

「初めて来た人いる?

ゴメン!

長いんだよ今日は。まあ普段も長いんだけどね・・・」


今井クンを除いてHUMMING時代のスタイルでトリオでの演奏。
ハミング解散後のヤクルトホールでのソロライブ。
一緒に出ていたてつろう(森田哲朗)さんはこの曲をやってないと言い張っているそうですが、同じくそのときローディをやっていた今井クンが憶えていたそうなのでたぶんやったのでしょう(笑)
というわけで演奏されたロング・ロング・タイム。
前のアコースティック二曲で戦争の悲惨さを訴え、ここからはロックで怒りをぶつける。
福山さんはやはりこっちが本領か!?
16マイ・ブラザー テレビで悲惨なニュースを見ていると正義の怒りに燃えてしまうという福山さん。
その思いで作られたこの曲。作成当時も今もかわらない怒りを込めて歌うのはマイ・ブラザー。

今井クンを呼び忘れて始めてしまいそうになり、急いで呼び戻す福山さん。
この曲では今井クンと福山さんのソロ合戦があるのが楽しみなんで、不戦勝はダメです。
というわけで怒りの真骨頂。マイ・ブラザー。
だんだん足が疲れてきた観客にとどめをさす(?)長い間奏も健在でした(笑)
ダダダダダと機関銃のような演奏の後の一瞬の間。
そこで会場の手拍子がシーンとした中、3回だけ響くのがすごく気持ちいい。
気持ちよさそうにソロを弾く福山さんと、それを不敵な顔で眺める今井クン。
そして始まるソロバトル。
お互いに相手のフレーズをコピーしたり、さらに高めたりを繰り返す。
こんなコミュニケーションが取れる二人、うらやましいぞ!
「怒り狂って暴れてしまいました。」
17ガラパゴス 「(前曲より)もうちょっと優しいけど、やっぱり怒っている曲を・・・」
とMCをしているときにビデオカメラのテープ交換が。
交換終了したステージ上のDVカメラのファインダーをのぞきこみ。
「(観客のみんな)映っているよー(はぁと)」

そして演奏されたのはこの曲。ここまでくると選曲に意図的なものを感じない人はいないですよね?
麻生さんのドラムがはいるだけで、ソロギターでのガラパゴスからここまで変わるという良い例。
さすがラーメン店主だ。ダシをうまくきかせている。
そして、てつろうさんはベースからギター(いつもの黒いK・ヤイリ)に替え、伝家の宝刀カッティングをうまく使って演奏。
まさに適材適所。
18MAD MACHINE 既に「割とあたらしめ」と福山さんの中では過去になっているCD叫ぶ男の肖像からMAD MACHINEを演奏。
うむうむ、いつもながら赤く輝いておりました。
FABの照明もなかなかなものです。
スモークが煙いのが難点ですが。
19月のささやき 「このメンバーで1年やってきたわけだけど・・・」とそのなかでやっていなかった曲。
後半戦を前にしての最後のバラードとして月のささやきを演奏。
このあとは怒涛の後半戦、ノンストップロックナンバーが続くのだ。
20HOLY LONELY LIGHT 「ノンストップで最後まで突っ走る時間がやってきました。もちろん弦とか切れたらストップするぞ(笑)」
とA型らしくしっかりとチューニングをあわせる。

「次は”働けますか?”って曲だね。」
それを聞いて笑いはじめるメンバー、特に今井クン。

「何の曲か判るんだ!? ははは、ウソですそんな曲名じゃありません。」

公式サイトのレポートによると、リハ終了後にリゲイン(MJリゲイン)を飲んで英気を養った福山さん。
それはこのギャグのために用意した伏線だったか!

きいろ〜とくーろは勇気のしるしー24時間戦えますか〜♪※

※牛若丸三郎太(時任三郎)の「勇気の印」(1991 シングル)
栄養ドリンク剤「リゲイン」のCMソングからシングル発売
なお、福山さん流のギャグを完成させるとすれば「戦えますか?」が良い。
(と、ここまで書いてド忘れ。福山さんも「戦えますか?」だったかも!)



とりあえずはDVDで確認するとして・・・

「まずはこの曲から」と後半戦のスタート。

「YEEEAAAAAAHHHHHH!」

のシャウトが会場に響き渡る。
というわけで「24時間うごめく街を♪」のHOLY LONELY LIGHT。
マクロス7で入ったファンが多いので会場全体が歌いまくってる!

合間に入れる「ホリロンリライト」が苦しげなメンバー。
カラオケ経験者の私もよくわかります。

ここまで歌いつづけてきた身をよじりながら声をだして苦しそうな福山さん。
カラオケ経験者の私もよくわかります(笑)
21DREAM JACK 間髪いれずにトレモロバーを揺らしながらDREAM JACKに突入。
前曲につづけてこの曲。
息切れ必至。福山さんも限界まで声をしぼりだしてるのがわかる。
観客もそろそろつらさを乗り越えてハイな状態に!
22君は来ない 「ワン、ツー、スリー!」
さらに続けるかの「君こな」

前二曲よりは声は出しやすいのか、幾分持ち直す福山さん。
これはファンと福山さんのどちらがたおれるかの勝負の様相。
と思ったところでファンサービスのソロプレイに。
一気に回復する私の体力。
目の前スレスレで福山さんたちが演奏してくれる。
こんなに嬉しいことはない!
23FLY AWAY ここまで歌ってきたとは思えない澄んだ声でとはいきませんが、意外なくらいキレイな声で
「あさーやーけひーろがーるそーらへー♪」
ソロではてつろうさんと福山さん二人が前に出てきて演奏。
会場のファンたちも最初から歌いまくる
福山さんもこんなにこの曲を愛されて嬉しそうにウルウルしている。
でも最後のパートだけは福山さんだけに歌って欲しいなあというのは贅沢な希望でしょうか。
「ありがとう!みんなすごく歌うまいぜー!」
24まだまにあうさ 「(歌のうまい皆)続いて歌ってもらおうかー! まだまにあうと思ってるんだよー!!!」
POWER TO THE DREAMより歌詞を間違えにくいと評判の(?)まだまにあうさを演奏。
やっぱりFLY 〜 まだまにというこの流れは王道なのか!
コール&レスポンスでは私も大いに盛り上がったのだった。
25この空の下に君がいるから 「1部最後の曲になりました・・・はっ!」
いきなりまだ続きがあることをバラす福山さん。
すでに暗黙の了解ですが、やっぱり自分でバラしてしまうのは恥ずかしいらしい(笑)
というわけで言い直しのMC。
「最後の曲になりました・・・」
すぐさまはいる観客の「えーーーーーー!?」
ノルマともいえるお約束の「いいともリアクション」が終わったあとはこの空を演奏。
観客も合唱。
最近の福山さんは合唱を自分から煽っているので、私もお仲間に・・・
もちろん最後のI LOVE YOUはコーラスパートを歌ったのだ(笑)

アンコール

ステージを去るメンバーに思い思いの声援が飛ぶ。
すぐさま始まる「アンコール」の声と手拍子。
いつも思うんだけどなんで「アンコール」にいれる「ソレ!」って同じ人の声に聞こえるんだろう?
既に自分の義務だと思っているのかも知れません。
なんて責任感のある漢だ!

熱烈なアンコールに応え(三時間をとっくに過ぎたため^^;)早々に再登場する福山さん。
そして順番に呼ばれるメンバー。

まずは今井クン。
両手を上げるポーズで観客に応える。

そしてなぜか箸をもっているようにドラムスティックを持ってやってくる麻生さん。
「ギョウザ一丁!」を繰り返しながら登場。
「スティックをそうやって持つなよー!ははは」

最後にてつろうさん。
本日のてつろうさんの髪型の話などをしながら準備につく。
なんでも直前になってストレートパーマで整えていた髪形をやめて、くしゃくしゃ状態にしたらしい。
そういえばこの日の今井クンの日記で髪をワシャワシャと手でかき混ぜているてつろうさんの写真がありますねー。



1NA NA NA 今井クンが自分のストラトを持って配置につく。
やはり福山さんに憧れているだけあって福山さんと同じくサンバースト福山仕様(福山さんの指示でボリュームのツマミを外したらしい。)
もうほとんど録音が終わっているというこの曲を演奏。
「NA NA NA!」
満員の会場で観客のほぼ全員が手を突き上げて歌う!
これはDVDでの盛り上がりざまが楽しみだ。
2SKILL 「(NA NA NAでは片手だったけど)こんどは両手をあげてうたってみようかーー!」
とA型らしいチューニングを開始。

ザワザワと騒がしいステージ脇を除きながらニンマリと笑う福山さん。
「なんか向こうさわがしいな。」
嬉しそうに文句を漏らす。

何を焦っているのか、なかなか決まらないチューニングを泣き言(「頼むよー(哀)」)をもらしながらもなんとかこなすと、

「ここですてきなゲストを紹介しよう! どぅわはははは」

「JAM Project!!!」

のっぴきならぬ事情で松本梨香さんだけは不参加でしたが、その他のメンバー全員がステージにあがってくる。
今回のステージでは、これまでの配置とは異なり、てつろうさんと今井クンが後ろに下がって福山さんとバックバンドとの間には謎のスペースがあったんですがこのためだったのか!

似顔絵むずい!
↑謎のスペースが福山さんとメンバーの間に!(撮影上スタッフが出入りしやすい配置かと思ったんですが・・・)

そして私の目の前には影山さんが!
遠藤さんの挨拶は「年金払ってるかー!?」
「こいつ(遠藤さん)は絶対払ってなさそうだ!」とJAMメンバー全員からツッコまれる(笑)
「見破られましたか・・・」

※もちろん払っているはずです。

先日のアニぱらで撲ってしまった遠藤さんのオデコを心配したり 影山さんが福山さん用の扇風機を見て、
「福ちゃんだけ扇風機ずるいなー!、君だけTMレボリューションかよ!」

と言いながら扇風機の風に煽られたポーズをとる。(※)


「いつも変な衣装で、風に吹かれて歌っている人」というイメージの歌手である、TMレボリューションの西川貴教さんを真似ている。


今回はTMレボリューションですか!
アニぱらの公録ではマトリックスのネオの衣装でネオ役のキアヌが弾丸を避けるシーンの真似をしていましたが、今回のTMレボポーズもその時と同じポーズだった。
キアヌ影山
そのため、アニぱら公録と同じくJAMのメンバーからは「またジュリーだ!沢田研ニだ!」と突っ込みがはいりまくる。
福山さんも沢田研ニの勝手にしやがれを歌いだす始末(笑) あ〜あ〜♪ あああ〜♪

などと、福山さんが個性の強い連中にかこまれてとても楽しそう。
私もアニぱらの公録を見に行っていたので、その辺のやりとりが面白すぎる(笑)

「コレを聞いたら10月JAMのライブにかならず来るようにね!」
というわけでリハもなかったJAMのメンバー + 福山芳樹バンドによるSKILLを演奏。

福山さんをメインに据えて、福山バンドの演奏。そして目の前の影山さんから浴びせ掛けられる福山さん以上の唾。
なにからなにまで最高(?)だ。
福山バンドの演奏により、これまで聞いていた以上にロックなSKILLに感じられたのは気のせいではないはずだ。
間奏ではじまるヘイヘイ!はアニメ系らしいが、福山さんをはじめとするJAMメンバーが煽っていたので私も手だけ参加(笑)
3ねここしゃん JAMのメンバーはステージを引き上げ福山さんたちだけにもどって最後の曲に。
「最後は無礼講だ!でもあんまり凄いことやっちゃいけないよ(笑)」
と無礼講宣言。(あまり凄いことできるようなしつけの悪いファンはいませんが・・・笑)

というわけで最後はもちろんこの曲!福山さんが飼っているネコの歌「ねここしゃん」

ODツアーではブルースなイントロで始めていたこの曲。
今回はさらに語り付きでスタート。
「この曲をつくったのは〜13年前ってことは〜、ねここしゃん13才ってことなのか〜♪」
そうか!このライブはねここしゃんと歩んだ福山芳樹の軌跡を綴ったものだったのか!

そのままブルースな「ねここしゃん」のコール&レスポンスへ続き・・・

「ねここしゃーん!」

ODツアー同様に「ねここしゃん」を連呼しつつ激しいスタート。

「DVDだから新しい試みをしたいと思う!」
と去年7月のコロラドライブと同様に会場を半分にわけ、「ボーズパッパ」を高低にパート分け。
「(あとで歌うときが来るから)憶えておいてね!」

客席にレッスンをつけたあとはコール&レスポンスに。
自分が数回繰り返した後、そのままてつろうさんにタッチ。
てつろうさんはコール&レスポンスで「ふくやまよしき」を連呼(笑)
そのままてつろうさんのソロに突入。

そして始まるてつろうワールド。
まさにこれがブルースって感じのゆったりとしたベースソロ。
スローペースなだけにものすごく長く、いつ終わるのか判らず観客も勘違いの拍手とかしていました。
福山さんが待ちかねて正座したり、手持ち無沙汰にいろいろと動き回っていた様子を見た観客の笑い声が随所に巻き起こる。

私はバンド結成から福山芳樹バンドのライブをほとんど逃していないので、ようやくこのベースソロの良さに気づいたというか慣れたというか・・・・
まあそれはともかく、私の目前でやってくれたのでちょっと居心地は悪かったです。はは。

そしてついに終わったソロ。
もとの位置に戻ったてつろうさんを紹介しながら、

「いやー今日も(ベースソロが)長かったな(苦笑)」

「でもな!(てつろうは)本当は歌手でこういうの歌っているんだよ」

そうほくそ笑みながらてつろうさんのナンバー「きいろいスクールバス」を弾き始める。
流石にてつろうバンドのメンバーである麻生さんも今井クンも待ってましたかのように「きいスク」に切り替える。
福山さんが動き回っていたのはこのためだったか!

ソロを終えて一息ついていたところに、コレ。流石にびっくりしているてつろうさん。
しかし、てつろうさんも次第にその気になってくる。

「小学生のロックンロール。うたってもいいかいー!?」

「YEHAー!」

観客の声援にはげまされ、結局「きいろいスクールバス」をワンコーラス歌いきったのだった。

そして今井クンのソロ。
「やらんでどうするんだよ!」と福山さんに励まされアタマ弾き(+かじり弾き)を披露。
キーボードをステージの前方に運ぶのにてまどっている今井クンと、ローディのアッキークンの姿が(笑)
JAM のはいるスペースを確保するため、今井クンのスペースはかなり後ろに配置せざるを得ず、かなり狭苦しかったようです。

そして最後に麻生さんのソロ。
ここまでリズムを刻みつづけた腕が鈍ることもなく、激しいドラムソロを披露する。

ソロが終わると恒例ともいえるディープパープルの「Smoke On The Water」へ移行。
続いて同じくディープパープルの「BURN」
歌うのは再度乱入してきた影山さん!
おおおー影山さんの洋楽なんて初めて聞いたよー。
これには会場は大盛り上がり。
そしてねここしゃんへ戻り。

メロディにあわせて「さあはじまるぜサタデーナイト♪」とPLANET DANCEを歌いはじめる影山さん。
歌詞がわからなくなり途中でやめてしまったのが勿体ない!。

そして「ねここしゃん」や、ついには「CHA-LA HEAD-CHA−LA」(ドラゴンボールZのOPより)のコールまで行う影山さん。

「これ(CHA-LA HEAD-CHA-LA)をDVDに入れるんなら印税もらわんといかんな〜。」
大阪出身の影山さんらしい言葉に福山さんも爆笑。

「ま!今回はまけとくわ(笑)」
影山さん太っ腹!

影山さんがステージにいることでこれが呼び水になり、次々とステージに舞い戻るJAM Procjetメンバー。
JAMメンバー全員が思い思いのコール&レスポンスを行っていく。
すぐさまレスポンスする福山ファンと一部JAMファンやその他に影山さんたちも感動。

最後は全員で「ねここしゃん」のグランドフィナーレ。
こんな豪華すぎるメンバーのねここが聴ける我々は幸せものだー!
観客のボーズパッパも高低のパートなんてめちゃくちゃになりながらステージ向けて放たれていたのだった。

終わりに

「ぐおおおおおお!ふ、腹筋がー!」

一息つくまもなく腹筋の痛みにうずくまる福山さん。
本当に福山さんのすべてを搾り出したライブでした。

あれだけ全力でこの長時間ライブを乗り切れば腹筋も悲鳴をあげます。
定番曲あり、ニューアレンジ、新曲あり、そしてロックとバラードのバランスのとれた素晴らしいライブ。
まさに福山芳樹ベストと銘打つにふさわしいです。

JAM Projectメンバーが来たことは賛否両論ですが、1991年のデビューから13年たった福山さんの今を語るとき、JAMの存在は外せないものになっています。
そういった意味でJAMのメンバーがゲストとして来てくれたことは本当に喜ばしいと思います。
より活動の幅が増えた福山さんの先行きは明るい!

というわけで、福山さんの記念すべきライブのレポートもこれで終わりです。
また次回、どこかのライブでお会いしましょう!

OH! YEAH!


○本日のおまけ

それにしても長いライブだった。
レポートも箇条書きにするだけでえらく時間が・・・・。
やっぱりこういったとき写真があると大変便利なんですが、今回の写真撮影は禁止のためコレしか撮れませんでした。

FAB入り口の看板
今井クンの名前が・・・

おや?

今井隼人???

某T氏。ネタかぶってしまって申し訳ない(笑)

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