◆2003.09.15◆
福山芳樹『叫ぶ男の肖像』発売記念イベント In 東京 南大塚ホール
福山芳樹さんのソロ初アルバム『叫ぶ男の肖像』が満を持して発売されたのは8月22日。 このCD、アニメイトで予約すると福山芳樹さんのトーク&ライブ&握手会の無料招待チケットの引換券をもらえる ということで私もアニメイトに突撃した次第です。 私が予約したのはアニメイト横浜店。 なんと店舗第一号であった。 このイベント、関西は大阪、関東は東京と2つの地方で催されたんですが、私が参加したのは 横浜店が対象地区の東京会場でのイベント。 会場はJR山手線大塚駅南口より徒歩2分、南大塚ホール。 OPEN:13:30 〜 START: 14:00 〜 福山さんの1st Albumである「叫ぶ男の肖像」をアニメイトの対象店で予約すると もらえるイベント参加券を握り締め行ってまいりました、南大塚ホール。 お気づきのように、このイベントには福山さんに似つかわしくない単語が含まれています。 題して「『叫ぶ男の肖像』発売記念トーク&握手会」 福山さんとの握手はともかく、トークというのがとても気になる。 これは何をおいても参加するのだ。 イベント参加券はあくまでもチケットの引換券に過ぎず、当日抽選によって席番のきまったチケットを引き換えられるということで この参加券が番号が1番だろうがなんだろうが、席は運次第みたいです。 私はクジ運がいい方なので、前の方の席になるだろうと安心していましたがどうなることやら。 しばらく夢を見させてもらいました。 ================ 冷めている二人 ================ 大塚駅を降りて南口をあとにする。 南大塚ホールまでの道のりがちょっと不安だった私ですが、 前方を見知った後姿が歩いているのを発見。 すぐさま自分の方向感覚に頼るのを放棄。 労せず目的地を発見した次第です。 ホール入り口への階段を上がっていくと、ベンチが並んでおりマンガを読んで待っている人たちが数人いる。 会場の入り口前にはさらに多くのファンがたむろっているのが見て取れる。 並び順でもないのになぜここまでして彼らはそこを死守したがるのか? 不思議に思いながら眺めていると、ギター戦隊の幸・・・、いやLSガンマ君もそこにいるのを発見。 来る途中、1人で待っているのは淋しいという電話をうけていたのですぐに飛んでいって慰める。 ついでにサイフの中身を強奪する。 ↑カツアゲではないので心配無用だ。代わりにインタビュー本とか渡したしね。 そしてずっと思っていた疑問を彼に投げかけてみる。 「そういや、なんで皆わざわざこんな所で立っているの?」 どうやら皆がここに並んでいるので自分も・・ということらしい。 まだ若い彼はともかく、私は並んで待っている体力は無いのですぐさま拉致る。 ベンチはちょうど数人分空いていたので、後から来た仲間とともに座りながら雑談。 しばらくすると入り口前が騒がしくなる。 どうやら抽選が始まったらしい。 大阪に出席した方から話には聞いていたが、本当にくじ引きで袋にはいった席順の書いた紙クジを引いて行く方式。 中学とかで席順決めるのにこういったくじ引きしたなあと昔を懐かしむ。 私は二枚もっていたので、良いほうの席に座ればいいやと心苦しくも嘘を・・・。 「友達の分と二枚です。」 ペア席というものもあり、後ろの方になってしまうが、連番の券が選べるらしい。 そちらはどうかと薦められたが、冷めた間柄なのでバラでいいです。と、クジを引く。 C列の席とD列の席ゲット。 どうやらABC順に列が並んでいるようだ。 つまり3列目と4列目。 福山さんを眺めるにはちょうどいい場所かな。 ================ 奪われたもの ================ 館内に入ると、BGMに「叫ぶ男の肖像」が流れている。 一応このCD発売記念イベントなんで当然といえば当然ですが、妙に違和感がある(笑) 早速イベント会場のホールに入りステージを確認。 小さめなアンプが二つステージの両端においており、真中にマイクとモニタースピーカー。 そして下手の奥にはグランドピアノが置かれている。 ショッパーズでいつも見慣れている配置なので、妙にしっくりくるなあ。 トレードマークの譜面台が置いてないがモニタースピーカーに歌詞カードをたてかける予定なのかも。 ピアノに関しては、福山さんが使うのかな・・・と普通なら思うのですが、 福山さんのライブ初めての人の中には、福山さんがピアノも弾けるなんて思ってない人もいたのではないかな。 福山さんはマルチプレイヤーなのでギターもベースもドラムもピアノもOKなのだ。 ついでに言えば8月の福山バンドツアーでは「ねここしゃん」のイントロや間奏でハープ使おうと思っていたらしいのでハープもOKだ。 名古屋か大阪でアンコールにハープを持ってきたまま結局使わなかった光景を見た人、 東京で「また忘れたよ〜」というねここしゃん演奏前のつぶやきを聞いた人は心当たりがあるのでは? もっともツアーのねここしゃんの演奏でハープが使われたことはなかったのはご存知の通り。 3つの会場すべてでハープを使い忘れたそうだ。 実に福山さんらしい。 話題がそれたところで、 手元の紙キレ(さっき引き換えたチケット)を見て席を探すとやはり3列目の真中付近だということがわかった。 とりあえず席は私の場所以外はすでに埋まっており、狭そうなので通路のソファーで友人達としばし歓談。 開始間際になったので席につき始めるとホール内はイベントの説明や注意等が館内放送でが流れている。 そのアナウンスの女性の声が終わると、突如として福山さんの声が乱入し 「では、皆様リラックスしてお待ちください!」 会場はいまかいまかと待っていたので突然の福山ボイスに爆笑。 福山さんの希望通り一気に緊張がほぐれたのであった。 しばらく待つとステージ上に司会進行役のパイオニアLCDタカハシさんが登場。 女性だ。 どうやら先ほど福山さんに放送のマイクを奪われたのは彼女らしい(笑) それにしても最近の福山さんはテレビ番組、ラジオ番組と女性と組み合わせで登場することが多いなあ。 「本日は福山芳樹1stアルバム『叫ぶ男の肖像』発売記念イベントにおこしいただきありがとうございます。」 タカハシさんから一通りイベント開始の挨拶があり、ようやく福山さんの登場の時が来たのであった。 ================ この幕の脇に僕がいるから ================ 「では登場してもらいましょう!福山芳樹さんどうぞー!」 タカハシさんの声とともに鳴り始めるBGMは何気にオフボーカルの「真白にかわれ」 へぇこんな音源もあるのかー。1へぇ。 福山さんの登場、その瞬間をまって息を飲む観客。 いつものように照れくさそうな笑顔で登場かと思いきや、一向に出てこない。 みんなが福山さんが登場するであろうステージの脇にあるカーテンの裾を今か今かと見ていると ギターのお尻だけがひょこひょこ出ている。 しかも上下したりして「僕は〜ここに、いるよ〜♪」と訴えかけているようだ。 それを見て場内から悲鳴や笑いやいろいろ混ざったもので満たされる。 歓声が大きくなったところで登場。 「どうもー!」 予想通り照れたような笑顔で登場。 今日の福山さんの服装はいつものように底の厚い靴に黒いパンツ。 上着は薄い紺地に白っぽい花の柄が全体に入ったアロハ。 今日も暑かったので夏仕様の装いだ。 もういきなりギターを持っているあたり、さすが福山さん。 トークショーと銘打ったイベントのわりにライブする気満々だ。 しかもおそらくはライブ(だけ)する気満々だったりするかもしれない。 「なんか・・・めずらしい図だよな。めったにみれないからね。」 6日に大阪で同様のイベントを行ったときは福山さんが 「みなさん、こんにちはー」 と呼びかけても 「シン・・・・(静寂)としててね」 とぼやく福山さん。 ナルホド、どうやらまずはギターだけ登場したのは、東京の観客の反応チェックだったようだ。 青年の主張をステージで述べるわけではないので、できるだけ盛り上がったステージを盛り上げたかったのだろう。 放送で突如福山さんが 「リラックスせよ」 と指示を出したのも同様の理由からに違いない。 こっち(東京)はどうかな?と 「こんにちはー!」 事前にそんなこと言われたら返事しないわけには行かないです。 すぐさま大声で応える観客。 「こんにちはーー!」 いくらか強引だったとはいえ、盛り上がりについては今日はなかなかのものだったようです。 今日で司会3回目というタカハシさんもだんだん慣れてきているということで今回のイベント楽しみであります。 まずは軽く大阪についての話題から。 前回行った大阪会場が道頓堀の近くだったとこもあり阪神タイガースについてのMC。 「大阪はもう明日にも阪神優勝するようないきおいだったのに、 (前回のイベントから1週間以上たった今も)まだ優勝してねえじゃんかなあ!」 私はプロ野球というものにあまり興味がないので他球団の優勝にたいする気持ちはわからないのだが、 横浜ファンである福山さんには阪神優勝があまり面白くないようだ。 生粋の阪神ファンである今井クンに対する敵対心もあるのかもしれませんね(ふふふ) しかし折りしも今日この日は阪神タイガース優勝までのマジックナンバーが確か2だった。 阪神が広島に勝ち、横浜がヤクルトに勝つのが条件だった。 「まあ今日にも優勝するかということなんですけどもね(涙)」 自分が応援している横浜が勝つことが阪神優勝決定の一因となることに複雑な福山さんなのであった。 ================ ライブ前半 (キンキン) ================
1 | NIGHTINGALE |
「では一曲・・・」ということで、久しぶりにワンギターでのナイチンゲール。 会場はボリュームを押さえ気味だったけれど、静まり返った会場内に福山さんの声が染み渡る。 やっぱり6弦の使い方がうまい。 てつろうさんは中指で行っていた個所を福山さんは親指でやっている。 なるほど、これなら次のEmへの移行がスムーズに行えるかも。要練習だな。 演奏後に「そうだ言うの忘れてたけど^^;これ(アルバム「叫ぶ男の肖像」)発売記念イベントなんだよね。」 「今日は『叫ぶ男の肖像』からの選曲ONLYでやってみたいと思います!」 福山さん自身がもうこういった機会はあまり無い、どころか2度とやらないと豪語していましたので、貴重な体験になるんだろうなあ。 でも普通はこういったイベントはそんな曲数やらないらしく、トークとかの時間が長いそうなんで、 大阪で普通にライブをやったところ、「こういったイベントでそんな(多く)ライブやらないですよ。」と言われたそうです。 「しゃべりは得意でないし、面倒くさいんで^^;ライブメインでやってみたいと思います。」 そっちの方が福山さんらしいし、ファンも喜ぶと思うけど私としてはトークする福山さんという珍しい図も見たかったなあ。 まあそちらはラジオとかテレビに出演したときに楽しむとしよう。 |
|
2 | 夏色の夜 |
ちょうど大塚では祭りというかお神輿がでており、南大塚ホールの前の広い道でもその準備があったようです。 「そんなわけで、そういう感じの曲を・・・夏色の夜」 さすが四季折々の曲が用意されたオールシーズンアルバム「叫ぶ男の肖像」。 夏祭りの曲も当然のように用意されております(笑) トレジャーハンティングツアーでも演奏されたんで、聞き覚えある人も多いのではないでしょうか? そうですあの派手な装飾がほどこされたアコギ(ハミング初期に使っていたYAMAHA LA-90)で演奏していたあの曲です。 演奏後、客席の脇をみつめて 「そういえばTVカメラが入っているんですよね。えっと、TVK(テレビ神奈川)さんですよね?」 思い切りカメラマンに話しかける福山さん。 「そうみたいです^^、神奈川の人は見れますね」 「いつ放送されるかは公式ホームページで後日告知します」 ※9月27日(金)のAnime-TVで放送予定 ライブ風景を切り貼りしたダイジェスト版だとは思いますが、結構長く放送されるとか。楽しみ。 詳しいことは判らないのでいずれホームページに告知しますと福山さん。 「ホームページでの告知といえば、表紙更新が遅くてBBSに自分で書き込むことが多いんですよ。 他人のHPみて、「あ!俺も書かなくちゃ・・・」と自分のBBSにそのままコピペしたりしてね(笑)」 ああ福山さんがファンのページを見て、ああ明日ライブじゃん!とか言ってる姿が目に浮かぶー。 まあ、現在はどんなジャンルでも公式のページより2chでの情報暴露や、ニュースサイトでの投稿の方が情報が早い時代ですから仕方ないことです。 | |
3 | 八月六日 | 「もう一発、夏の歌を・・・八月六日」 ロングインタビュー本を読んだ後だと、この歌の歌詞こめられた意味がより深く感じられます。 私は始め「誕生日の歌」→「広島原爆の思い出を語る母子」→「????」と来たわけですが????に辿り着いたとき涙でましたよ。 なのでインタビュー本読破後の今日、私は初めて完全版の八月六日を聞けたわけですね。 この曲で近くの女性が急に咳き込み始めたんですが、変に抑えようとしたためなかなか止まらず焦っていたようです。 こういった場合遠慮せずにセキしてオッケイしてしまいましょう。WILD VOXで福山さんもそうおっしゃっておりました。 「今回は曲順決めるの簡単だった」 ショッパーズとかではいつも直前に曲順を決めていた福山さんでしたが、こういったイベントだと楽でいいと嬉しそうに話す福山さん。 ふふふ、その選曲がライブでの面白いところなんですよ。 予想もしてなかった曲が演奏されたときのあの驚き・・・わかりますよね? |
|
4 | 真白にかわれ | 「では質問コーナーに入る前に、唯一のアップテンポなナンバーということで・・・真白にかわれ」 イントロのカッティングで会場が手拍子で包まれる。 ガラパゴスと同様に、真白にかわれは歌詞的には手拍子反対派なんですが、曲は手拍子が合うんですよね。 とはいえ、ショッパーズで初めてこの曲が披露されたときは何の疑いもなく手拍子していました。 手拍子に励まされ演奏は進む。 1番はつつがなく終わり2番へ・・・。 「どうして”君”は青くて〜♪」 はい狂ったー! ![]() 一度狂うと、しばらくは狂いつづけるのが福山流。 「君は遠くて・・・、”まださびしくて”〜♪」 ちなみにダブルコーテーション(”)で囲まれているのは1番の歌詞が混ざった個所です。(笑) 福山さんがいつになく笑顔で歌っているときは歌詞を間違えたときだと覚えておくと福山さんの可愛らしさがより見えてきますね。 ちなみに私は女性ファンではなく30の青年(←重要!)なので↑の文章がいかにおかしいか判って貰えるでしょうか。 |
5 | 冬 |
福山さんがチューニング中に客席の照明が暗くなる。 「いきなり客席が暗くなってライブバージョンになっているな・・・」 チューニングに時間がかかりMCもたどたどしく 「チューニング中はうまく話せないんだよね。」 「その点、森田哲朗はうまいよな。心にもないことペラペラと(笑)」 そんなこと言っちゃいけないよな、と自分を諌めながらチューニングをすすめる。 その森田哲朗・・・てつろうさんですが、先日の大和アルカティのライブでは ![]() 「チューニング中はうまく話せないんですよね〜」 とおっしゃっていました。 二人とも同じ事を言っている辺りかなり気が合いそうですね(笑) ようやくチューニングも完了し、ステージ左側のピアノを振り向きつぶやく福山さん。 「なんでここにピアノがあるのかって思うでしょう?」 「・・・いるんだよ(ぼそっ)・・・ 今井隼!」 両手を挙げて今井クンの登場。 「今井ジューーーーーン! イマイジューン!! IMAI JUUUUUUUUN!!」 とたんに湧き上がる”男の”黄色い悲鳴と今井ジュンコール。 やばいな。今井クンもその筋の人に目をつけらられはじめたか。 「イマイジューン!」 鳴り止まぬイマイジュンコールに福山さんも苦笑。 「『今井!』でいいよもう。(ブー)」 あ、福山さん、自分の登場時より盛り上がったので拗ねている(笑) というわけで今井クンのピアノが加わり、演奏される曲目は「冬」。 やはりギターのみ、ピアノのみより音に厚みがでていい感じ。 「叫ぶ男の肖像」は夏に発売されたアルバムですが、私にとってはこの「冬」がベストナンバーです。 この意見に賛同者は多いとは思います。 |
6 | JULIA | 「みんな疑問に思うことなんですがね・・・ ジュリアって誰なのよ?とね(笑)」 その正解が書いてあるロングインタビュー本(著者:今井隼)の宣伝も少々。 「誰でも無いんですよー。まあその辺はこの男(今井クン)が書いたロングインタビュー本に書いてあります。」 通販も始まったということなんで、未読の方は是非購入を。 HUMMINGファンに涙を流させ、福山芳樹ファンをナルホドと唸らせる内容です。 「ジュリアというのは私の叔母さんです。」 先生!福山君は嘘をついております! とはいえ「そうだったんだ!」と驚く人2%、苦笑する人98%ってとこでしょうか? インタビュー本読破済みの私は信じやすい性質なので2%に含まれておりましたが内緒だ。 というわけで、その後はキチンと ビートルズの歌からそのまま使った という正解を暴露し、インタビュー本の売上に地道に貢献(妨害?)する福山さんであった。 そんな面白おかしい、MCのあとには切ない曲のJULIAを実際に演奏。 エフェクターを通して歪ませてアコギライブとは思えないギターソロ。 うおうおうおーうおーうおーうおーうぉーーーーー。 アウトロのスキャット(?)も決まって無事「ジュリア叔母さんの歌」終了。 演奏後に秋のアコギ旅と12月のOVER DRIVEツアーの告知。 といってもチラシを読んでいるだけなんですが(笑) 「本当はこれを配ればいいんだろうけど、一枚しかないからそういうわけにもいかないしね!」 という理由なんで勘弁してあげてください。 「東京は狭くて申し訳なかったね。 俺も煙かったんだよ。」 「でも今度は高田馬場AREAでやるんで大丈夫だ!各自友達5人つれてきてください!」 そういえば、前回の萌えイベントでもJAMのライブチケット5枚買えと言ってました。 福山さんとしては、ファン一人当たりに5人のノルマを科すのが流行みたいですね(笑) ※あ!↑の場合は友達4人ということですね^^; とにかく最低5人で行動しろというお達しですのでお誘い合わせの上ライブに乗り込みましょう! |
7 | MAD MACHINE | 「一番ヘヴィなナンバーを・・・」というわけで赤い照明こと『マッドマシン』を演奏。 今井クンの奏でるピアノが福山さんの叫びを盛り上げるのが良かったです。 暗い情念を叩きつけるようなサビでは、スタッカートなピアノが重々しい雰囲気に拍車をかけるのがカッコいい。 某T氏が気に入っているアウトロのピアノアレンジは、この曲の終わりを完璧なまでに演出しているのが素晴らしい。 もう今井クンのピアノべた誉めです。 今井クンこのレポ読んでたら喜んでくれるだろうか? でも福山さんにだけは内緒にしてね(笑) 「今日は(照明が)赤くなかったけどね」 「心の中で真っ赤にしていただいたと思うんですけどね・・・」 皆さん頭のなかで真っ赤にしてください。 |
8 | 君は来ない |
「叫ぶ男の肖像はあまり勢いのある曲がないので、クールに終わりたいと思います・・・ 君は来ない」 ・ ・ ・ ・ 「ええっ?」 叫ぶ男の肖像の曲目ONLY宣言をあっさり覆す曲名にしばし呆然 会場がざわめきはじめる。 やっぱり福山さんのライブはこうでなくては! 驚きのざわめきは、喜びのざわめきに発展しすぐさま会場が手拍子で満たされる。 慣れていない方たちや、リズム感のない私の手拍子のずれもすぐに修正され会場が一体となる。 長めのイントロからAメロかと思いきや・・・ 「君はこなーい(ぼそっ)」 しょっぱなから掛け合いか!? これにスムーズに反応するのはギター戦隊の性。 ![]() 「きみはこなーい!」 すぐさま反応する私。 周囲の人はこの掛け合いについてこれていないようだ。 遠くの方ではギター戦隊らしき人の声が聞こえるのが励みになる(笑) ツアーライブでは同様にスターライトドリームの掛け合いの第一声は、大体私が孤立していたからなあ。 まあ、慣れないうちはしょうがないです。今後はよろしく! というわけで掛け合いが2回3回と繰り返されるうちに私の声も、無事周りの掛け合いにかき消されていったのであった(笑) 掛け合いが続くうちに 「君はこなーい」 に混じって 「ねここしゃーん」 などとふざけてみる福山さん。 これは会場のノリが良い時にやる福山さん流のいたずらなので、今回の掛け合いは満足らしい。 「違うって!まだ本編にも入ってないのにな、ハハハ!」 ようやく本編突入。 声の枯れも気にせずに叫びまくり、ピアノソロの時間がやってくる。 「イマイー。」 今井クンを呼んでソロを促す福山さん。 期待した皆さん、残念でございました。 今回の今井クンのソロはグランドピアノもぐりが披露されるか思いきや、立つ程度に終わっております。 今回初めて福山さんのライブを見たという人のためにも、初めて今井クンを見たという人のためにも是非ハジケてほしかった。 ショッパーズで披露した「お茶の間ゴロ寝弾き」でもOKですよ! ここまで弾けまくってきた今井クンもついに失速か(笑) まだ阪神の優勝が決まったわけではないということで押さえ気味だったのかな。 「まだ優勝してないよな?」 「いま2回裏で0対0です。」 「チェックしてるのかよ!?」 「ケータイでお知らせが来るようにしてるんです。」 「横浜は?」 「今日そんなに試合ないと思うし、そもそも興味ないから」 「ちくしょー横浜ぁ!」 ながい間奏の間にプロ野球話を繰り広げる二人。(※野球話のために間奏部分が長くなったのか(笑)) プロ野球ファン同士のアーチスト、とくに敵対するチームだとこれほど面白い、いや恐ろしいことがおこるとは! これが見れただけでも阪神様様です。 優勝に一番近い阪神のファン今井クンを目の前にしての、今年不調だった横浜に対する寂しさを感じる福山さん。 「OH さびし〜い〜君は来な〜い〜!」 「OH むなし〜い〜君は来な〜い〜!」 「OH きびし〜い〜君は来な〜い〜!」 君こなのエンディングも悲しさ3倍。いつもより多くなっておりました。 |
9 | この空の下に君がいるから | ここで福山さんを阪神優勝(商標無断借用)ネタでいじめまくって満足した今井クンがステージを去る。 「残念ながら最後の曲となりました。これは普通のライブと違うので・・・」 とアンコール無い旨を念押し。 すっかり忘れておりました。これ悲しいけど発売イベントなのよね。 あとで握手会があるんだから我慢してねと、なだめながらピアノに座る福山さん。 「最後の曲は決まっているんだけどね。今ピアノが空いたんで、ピアノでやってみたいと思います!」 君こなで喉が渇いたのか、演奏前に脇においてあったアクエリアスを手にとり飲みはじめる福山さん。 私も「あっ!」とおもったのだけれど、本人も喉を潤して落ち着いたところでその事実に気づく。 「間違えて(今井の)飲んじゃったよ! 口が阪神になっちまう!」 しっとりと終わる前に、こういったドジをかますあたりが我らが福山芳樹の真骨頂! 演奏はもちろん恙無く終わり満場の拍手に包まれたのであった。 「どうもありがとう!」 |