1 | HOLY LONELY LIGHT
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イントロの福山さんのシャウトで白幕が解き放たれ、向こうから現れた福山さんたちはファンの大歓声で迎えられる。
このイントロは福山さんが自分のアドリブで入れたというもの。
生シャウトは最高だ!
サビの合間にいれる「HOLY LONELY LIGHT」「HEAVY LONELY NIGHT」はてつろうさんが一人でがんばって入れているようだった。
やはり今井さんのコーラスがないのはさびしい。
しかし福山さんの声の調子も良い。
今日は期待できそうだ!
観客は妙に「ヘイヘイ」いうところが「ああ、FIRE BOMBERライブなんだな」と妙に納得させられた。
福山さんのライブとはいえ、アニメライブと覚悟してきたせいか、別にイヤとは感じなかった。
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2 | ROCK'N'ROLL FIRE
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こ、このイントロは!
ドラマCDでFIRE BOMBERデビュー曲として作られながらも、テクニックが追いつかないため使われなかったというロックンロールファイヤー!?
もちろん福山バンドならテクニック云々を心配する必要はない。
FF!!!からの曲目以外もやるという、期待していたことが現実になる喜びに観客もそりゃ「ヘイヘイ」するよ。
まったく2曲目にしてこういった期待を抱かせてくれるのだからこっちは大興奮だよ。
この曲はCDよりライブ。すさまじくかっこよかった!
サビの「ロックロールファイヤー」で拳を振り上げ、「ロックンロールバンザイ」で拳を振り上げる。
・・・おや、まてよバンザイだろうここは?
というわけで片手パーで手をあげる私。
つわものは両手グーで振り上げていたが、あれはジャマなので却下だ。
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3 | NEW FRONTIER
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(福山さん)「CD買ってくれたかー!?」
(観客)「おおー!」
「じゃあ次はそのCDに入っている曲で・・・」
IT'S NEW FRONTIER〜♪
アカペラで歌いだしたのはNEW FRONTIER。
観客も大歓声で、好きな曲だというのをメンバーに伝える。
WOW WOWではもちろん拳つきで観客も参加だ!
しかしここで福山さんの声がダウン。
激しい曲をしょっぱなから3連続。
この前半も前半ですでにかすれてきている!
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4 | SUBMARINE STREET
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NEW FRONTIERから続けてすぐさまSUBMARINEのイントロにはいる。
なんかコードをミスっているような、食い違っているような、そんな違和感を感じながら歌が始まればそんなこともふっとんだ。
FF!!!ではお気に入りの曲だけに、生でこの演奏が聞けるにはうれしい。
観客もサビでは大合唱。
でも、楽しいのはわかるけどほどほどにしてね(笑)
幾分静かなこの曲だが、結構伸ばして歌う個所が多いのでどうしても苦しげになってしまう福山さん。
これから10何曲と歌うのにいまからコレで大丈夫かと心配が先にたってしまうよ。
歌詞を間違えるとてクールに見えるつろうさんがニヤリと笑う。
やっぱり
「なにせ新曲だからね(汗)」
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5 | 夢の道
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演奏前のMCでFF!!!製作についての話。
知らず知らずCD収録時間ギリギリまで使ってしまって一曲ボツになってしまった話など。
ちなみにボツ曲は「1・2・3・4・5・6・7 NIGHTS」だったらしいですが、CDにならずともいつか生のバンド演奏で聴けるとゴキゲンです。
つらつらとFF!!!作成に関しての説明があったが、結局福山さんの言いたかったことは最後の一言に集約されていた。
「結局何が言いたいかというと、少ない時間の中で精一杯やったぞということなんですね。」
「カヴァーアルバムということでオリジナルに愛着のある方にとっては違和感バリバリなんですが、次の曲は違和感のあまりないパターンの曲です。」
ということで、マクロス7では、ドラマCDでのみ使われ、唯一収録されているアルバム「RADIO FIRE!!」でもエルマの声入りになっているもったいない曲「夢の道」を演奏。
エルマの声入りに耐え切れず、マクロス7版は無かったことにしてHUMMING BIRDのアルバム「1・2・3」で聴く人も多かったはず。
ええ、私がそうでした。
そんなわけでアレンジ自体も以前から演奏しているのとほとんど同じ。
ライブで聴きなれたいつもの夢の道だ。
イントロからサビ手前までのしんみりとしたギターとキーボード。そしてサビで一転してフルバンドに切り替わる。
OVA内で流れたNEW FRONTIERの事といい、私はこの切り替わりが一部でもある曲に弱いみたいだ。
ただ、今回はスピーカーがボックス内でくるくる回るスピーカーで、ゆらぎ感みたいなものを出していた。
すみません機材のことはあまり詳しくないのですが、とりあえずそのスピーカーボックスの上にはギターを構えたバサラのフィギュアが置かれていた。

ちょうど福山さんの真後ろにそのスピーカーがあったため、気づくのが遅れた人が多かったが、福山さんが回転スピーカーの説明をしたときに気づいた人多数。
周りからコソコソ話が聞こえてきた。
私はといえばかなり前の方の列で視力がいいこともあり、2曲目あたりで気づいたのですが、それが気になってちょっとライブを聴くのがおろそかになっていたかも(笑)
ちなみにこのバサラ人形。
開場前に、スタジオコーストの正面入口の真横にででんと駐車してあったカブリオレのフェアレディZの車内に置いてあったのが目撃されている。
車内といっても屋根オープン状態で堂々と置かれていたので、その車の持ち主にはもうちょっと人を疑った方が良いということを忠告させていただきます(笑)
その持ち主のKさんの正体が誰なのかということをは言うまでもないが、その後物販を手伝っていたとか、FBツアーTシャツを買って、業界をやめるキッカケとなったとうわさの奥さん(?)と仲良く歩いているのが目撃されている。
なお回るスピーカーについては、HIDEさんの真後ろにもおいてあり、こちらは福山さんの後ろのものよりさらに高速回転していた。
オルガンみたいな使いかたなのかな?
回るスピーカーについての説明は演奏後、さあ、次の曲を歌おうという段になって行われたため福山さんもセルフツッコミ。
「この後は出番はないので、演奏前に言えばよかったよね(笑)」
というわけで言われてみれば、イントロからゆらゆらした感じの音がなんていうか宇宙とか夢の世界をあらわしているようで雰囲気が良かったと思います。
大阪公演ではちゃんとそのへんも考えて聴かないければ。
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6 | REMEMBER 16
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麻生さんとてつろうさんが、照明が暗くなった中こっそりとステージを去る。
「あれ?いつのまにかいねえや。」
福山さんCAT'S EYES(ハイジ)+ Hideさんキーボードのツーピースで演奏。
福山さんのイメージにある、チケマガ版(H&S版)のアコースティックアレンジでの演奏。
サビの「(リメンバ〜♪)」「(シックスティ〜ン♪)」は観客が入れる。
1回目はやる人がすくなかったため、2回目に福山さんがオフマイク+ジェスチャーで観客に促していた。
男が圧倒的に多い会場、低音のリメンバーシックスティーンが満たしていた。
福山さんのギターリフに合わせてベースラインをHIDEさんが例のゆらぐ音でFBライブにふさわしい雰囲気をつけくわえていた。
満足した顔でアウトロを弾き終わった福山さん。
幾分ノドに負担が少ない曲が続いたので、声のカスレも目立たなくなってきたのだった。
演奏後はすぐさま照明が暗くなり、ローディの男の子によってでかいシルエットのギターが福山さんに手渡される。
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7 | HEART & SOUL
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「おおっ! ネックがふたつあるじゃねえかよ!」
わざとらしい驚きかたで新ギターに注目を集める福山さん。
日記ですでにおなじみのギブソンのダブルネックギターがここで登場。
購入早々に改造にだされたというが確かにハイポジションが弾きやすいようにボディがザックリと切り落とされている。
ギターの自慢に夢中でメンバー紹介をちゃんとしていなかったことを思い出し、まずはHIDEさんを紹介。
「HIDEちゃんでーす!」
(HIDEさん)「たのしんでってくだ・さい・・・」
その控えめなポソポソとしていいかたが気に入ったのが、真似してからかうのが福山さんらしい。
「たのしんでってくだ・さい・・・」
抜けた今井クンもHIDEさんも結局血液型はA型。あいかわらずのA型バンドですが、すでにすっかり溶け込んでいるようだ。
※私は血液型占いは信じませんが。
変に他人行儀(福山さんにはあまり似合わないが)なのもいやですからね。
人懐っこそうに見えて、実は厳格な福山さん。HIDEさんにもビシバシやっているのかなあと想像は膨らみます(笑)
「それでは他のメンバーも呼びたいと思います。」
機材バカ一代の鷹灸さんも尊敬するジミー・ペイジ師匠と同じGIBSON EDS1275(ですよね?)。
※名古屋公演にてロゴが確認できました。どうやらフェルナンデスブランド製のコピーモデル(Burnyロゴ)だったようです。
(麻生さん)「ジミーペイジみたいだ!」
調子にのってペイジ師匠の真似をする福山さん。
これと同じ光景をどこかで・・・ってFirst of May Concertの福岡公演で同じように鷹灸さんにのせられてやっていたよ!
変わらないっていうのはいいことですよね(笑)
ちなみにそのときの福山さんの様子は鷹灸さんのHPの2005/05/04(水)の日記で公開されております。
※1年間しかログが持たないと思うので早めに見てね。
と人様のHPの閲覧を促す私。
というわけでこの曲のために用意されたダブルネックギター。
演奏されたのは映画版マクロス7でエミリア+バサラが歌った「HEART & SOUL」
このライブにおけるダブルネックの最初で最後の晴れ姿目に焼き付けるのだ。
ちなみダブルネックギターは上の12弦が3カポ、下の6弦はカポ無しのセッティング。
HEART & SOULがサビとA、Bメロで転調するため、非常に弾き辛いため。
福山さんはサビに入るひとつ手前のコードがらノンカポ側で弾き、サビが終わったら3カポ側というように演奏していた。
なるほど、あれなら弾きやすい。
参考になるなあ・・・。
うちはダブルネックなんてないので、カポをつけたりはずしたりすれば・・・ってタイムラグが多すぎるよ!
はっ!だから人はダブルネックを買うのか!?
今までなぜダブルネックが必要か不思議だったが遅まきながらここで判明(笑)
あとは12弦のシャラシャラした音と切り替えたいとか、セッティングを変えたいとかいろいろベンリに使えるのかな。
私も欲し・・・いやいやいや、ゲフン、ゲフン。
宝の持ち腐れ確定なのでやめときます(汗)
ところでライブにおいても「歌いたいー 永遠の〜♪」はないんですねえ。
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8 | LIGHT THE LIGHT
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イントロからHIDEさんのキーボードだけで歌う福山さん。
うおおお!という歓声はない。
静かな興奮につつまれる観客がステキだ。
LIVE FIRE!!では手拍子が入っているのだが、流石に今回は叩いている人は少なかった。
皆無ではなかったようですが・・・。
Bメロからはバンド演奏になるのが私の琴線にふれまくる。
声の調子が大切なこの曲、福山さんのノドはかれかれで伸びもツヤも大分苦しくなってきているが、それでもいい歌だ。
後半のLOVE WILL SAVE YOUR HEART、 LOVE WILL SAVE THIS WORLDは観客も一緒になって歌う。
マクロス7の劇中の最終話付近では、全員のLIGHT THE LIGHT合唱シーンがあるが、気分はアレだ。
あのアニメで聴いたときの感動がよみがえってくるよ。
演奏後、拍手が鳴り止まぬうちに「ボンバー!ボンバー!」言いつづけている人が一人・・・。
せっかくの余韻が台無しに!
今の曲はそういう曲じゃないような気がしてなりません。
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9 | HELLO
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ま、まさこの曲までやるとは!
今回FF!!!外の曲目第2段。
ドラマCD内でマックス艦長が、遠く離れた友人(行方不明になったガムリン向け?)に対して励ますような歌をという要望を出し、それに応えてかバサラが歌った歌だったかな。
FCツアーでもできればリクエストしたかった曲なだけに、ここで聴けるのは本当にうれしい。
イントロでギターリフの間にはいる麻生さんのバスドラ(?)の音がテンションを高めてくれるなあ。
ギターソロ手前で静かなときに観客の手拍子がいっそう響き渡る。
それ自体はいいのですが・・・残念ながらズレている人が近くにいたのでちょっと台無しぎみではありました。
HELLO自体の演奏はとくにアレンジでめちゃくちゃ変わっているという感じではなく、DYNAMITE FIRE!!バージョンそのままといった感じ。
てつろうさんのベースも絶え間なく鳴っていてかなりかっこいい!
ワウを使ったギターソロの部分再現してほしいなあ・・・ってやってましたっけ?ちょっと記憶薄。
これは定番にしてほしいくらいよいなあ。
CLOSE YOUR EYES〜♪からの観客参加も気持ちよくきまっていたしね。
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10 | 名もなき果ての街で
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前曲の演奏が終わると照明がくらくなり、ステージ向かって右側、ちょうどHIDEさんの斜め前あたりにキーボードが配置される。
福山さんはストラトを背中に廻してジャマにならないようにしてそのキーボードの前に座る。
「こっちだよ〜〜〜ん」
照明があたり、急に現れて観客をおどろかしてはいけないですからね(笑)
以前ショッパーズでやった「FLY AWAY」ではハイジを背中に廻してイントロだけピアノで演奏したことがあったが、アレをやるつもりだろうか?
「うしろのほう見えますか〜〜〜♪」
高いステージとはいえ、キーボードに座ってしまうと見えにくいと思ったのか、福山さんからは観客を気遣うあたたかい声がかけられた。
なぜか歌うような話し方でしたが(笑)
ここでステージの話題に触れる。
「今日は実に変な形のステージでしてね、こう左右に・・・なんていったっけ?」
(観客)「はなみちー」
「花道!そう!・・・まさか (花道を)教えてもらうことになるとは思わなかったけどね(苦笑)」
ステージの左右に広がる花道。

ステージに向かって左の花道の外側にはさっきからジャンプしまくっている熱い観客たちのコーナー。
そこにいるのはおそるべき精鋭たちだ。
そしてその反対側にはクレーンのカメラ。
「その花道がありまして、その向こう側にも(観客が)いるんですね。でもこっちはいないんですね。
なぜかというと、今日はビデオが回っております。後で詳しく説明しますが、ビデオが回っているということは、DVDが出るということなんだな!」
おおー、とDVD発売決定に喜びの声をあげる観客たち。
本当は、もっと後でババンと紹介したかったんだけど、花道の話題が出た行きがかり上、フライング発表になってしまったと苦笑する福山さん。
後ほどの詳しい説明でもちゃんと「おおーーーー!」といいますのでご安心を(笑)
というわけで背中にストラト背負った弾きにくい姿でピアノ演奏を開始。
曲は「名もなき果ての街で」
古屋さんが作った名曲だ。
後半はピアノの前から中央に戻り、ギターを構えなおす。
演奏後のMCでいう「HUMMING版とマクロス7版の良いとこ取り」の構成。
結構練習したみたいです。
なんでもギターを背負いながらだと、肩が下がってしまって弾きづらいそうで。
演奏後は楽器切り替えのため照明が暗くなる。
「芳樹〜」
という観客の呼びかけに律儀に応える福山さん。
「・・・ちょっとまってね」
次に麻生さんに声がかかる。
「●●●さーん」
「・・・ん?いまなんていったの?」
アンガールズみたいに変なところで食いつく福山さん(笑)
ちなみに●●●にはもちろん「おそば」が入る。
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11 | LIKE A FIRE
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ようやく楽器の準備が完了し、金色のレスポールの登場となったが、そのことには触れず、改めてのDVD発売の告知が行われた。
そのかわりジェスチャーでレスポールを自慢していたような(笑)
「というわけで、ここで正式なDVD発売のお知らせをしたいと思います!(笑)」
ちゃんと皆おおーってなってましたよ(笑)
カメラに向かって手をふったりなんかしてはしゃぎながらDVDの説明をはじめる。
「クレーンなんかあったりしちゃって、福山芳樹のライブでは初めてですね。JAM Projectかと思っちゃったりして(笑)」
とかなんとかいっちゃったりして。(広川太一郎風?)
【告知内容】
・今日のライブをDVDで発売
・内容は全曲完全版+特典映像付き
・発売日は6/1にHPで発表 ※現時点では告知済み:7/31ライブ会場で販売スタート
「BBSなんかに書いてくれると嬉しいです。良いことばかりかいてくれればね。
悪いことは○ちゃんねるなんかに書いてくれればみちゃったりなんかしてますんで(笑)」
福山さんもだいぶハマっているようで(笑)
ABEさんありがとう!な完全版での発売予定。
前回のDVD「LONG LONG LIVE」では肝心なところまでも編集でカットされていましたからこれは嬉しい!
「前回発売したDVDではブチブチ切れていたためヒンシュクを買っていたんですが、今回は完全版。なのでうん枚組になるんじゃないかななんて・・」
ライブ時間が大体2時間ちょっとだから特典映像をいれたとしても2枚あれば収まりそうです。
「うん枚組かなーなんて思いますが、あくまでも予想だからね。ブチブチ切れていたらゴメンね。」
もしこの予想がはずれていてもBBSなんかでお叱りのカキコはしないでねと哀願する福山さん。
前回のLLLでのヒンシュクがよっぽど堪えているらしい(笑)
さて、2枚組以上となると値段が心配ですが、やっぱりファンとしては2枚は買っておかないとLLLのDVDのように手に入らないなんてことも・・・って今回は売れるだけ売りますよね。
できれば、これを機会にLLLも再販を検討してほしいものです。
「で、DVDでもうなんですが、今回の・・・言うのも恥ずかしい”FUKUYAMA FIRE!!!”なんですが・・・」
アルバムはライブ開催の決定から
オリジナルがあるものをリメイクすることは、最初は乗り気ではなかったが、やってみるとそれなり発見することもあり面白いレコーディングになったという。
その際、アルバムに入れる曲を選曲した人が「Fire Bomberの新曲ってないんですか?」とたずねたのが始まり。
それについては結構もめたそうですが、最初は「一曲つくってみてそれっぽかったら使う」くらいのつもりだったようだ。
会場が笑いにつつまれる。
それが、適当な曲の作り方に対する非難めいたものに感じたのか(ただ話が面白かっただけというのが本当なのですが)言い訳をはじめる福山さん。
「いやいや、”はじめ”だけだよ。だってこのライブやるのだってはじめは遠藤正明が飲みながらやったらいいんじゃないのなんていってくるもんだから・・・」
何度も飲みながら説得されて、つい”やる”と言ってしまったのが始まりということで。
私はFCツアーでも同じないようを聞いていましたが、初めてこのことを聞いた人は遠藤さんに感謝すること請け合いです(笑)
「まあキッカケなんてそんなもんですよね。 でもフタをあけてみたら・・・」
大勢の観客が来てくれたことを喜ぶ福山さん。
「こんなにお客さんがきてくれて!」
推定1000人の観客がそれにこたえて歓声を上げたのだった。
「きてくれて嬉しいわけですけども、その新曲をやってみたいと思います。」
もちろん演奏されるのは、アルバム収録でもレスポールを使ったというLIKE A FIRE。
ただ、福山さんのMCを聞いたからというわけではないのですが、アルバムでこの曲を聴いてNA NA NAや真白にかわれと同じ香りがする曲なので、私にとってはFire Bomberの曲というのは後付けの感がするわけです。
マッドマシンのようにサビで照明がすべて赤に変わる。
本当にてつろうさんのコーラスもすばらしい。
今回のライブの完成度にはてつろうさんのコーラスが大きな役割を担っていることは間違いないだろう。
10年後のFBの曲をイメージしたという一応の設定があるが、この曲はFireとしての曲はいい意味で失格。
福山さんの今現在の曲として本当にすばらしい曲に仕上がっていると思った。
演奏後、拍手がなりおわったあと、感動に耐え切れなかったのか福山さんの名前をフルネームで叫ぶ男一人。
「ふくやまよしきぃ〜〜〜〜〜(10秒くらい)〜〜〜〜〜!」
長っ!長すぎる。すげえ肺活量だよ。
その偉業に観客からは歓声と拍手が送られる。
漢を見た。
「す、すごかったな今。 フルネームで呼ばれてすげえなと思ったんだけど・・・長かったなあ(笑)」
「ありがとうございます。」
それは演奏を終えての挨拶だったのか、先ほどの漢に対してのお礼だったのか。
長いことやっているといろんな呼ばれ方するので楽しいと喜ぶ福山さん。
調子にのったのか「バサラー!」と声をかける観客がいたが、それはもちろんスルー。
福山さんはバサラですが、バサラは福山さんではありません。
ええ、基本です。
「がんばれお父さん!!」
「ああ、父でもあるな(笑)」
そういえばさっき「パパがんばれー」という桃ちゃんらしき声が聞こえたような(笑)
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12 | ANGEL VOICE
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ストラトに戻り、チューニングに集中する福山さん。
準備OK。ここで初めてレスポールの説明をする。
「先ほどの曲 LIKE A FIRE は初めてストラト以外で全部やった記念的な曲だったんですけどもね・・・いいギターでした。」
お疲れ様でしたレスポール。
「で、ストラトに戻りましてですね。次の曲は後半もりあがってきますのでよろしくね」
っと演奏開始する前に、例のわざとらしい驚き方でてつろうさんに注目を集めさす福山さん。
「おお!ギターもってるじゃねえか!」
この曲はてつろうさんもリッケンのベースから持ち替えて、Takamineの黒い12弦アコギで登場。
「風が〜♪って感じですか(笑)」
などとおふざけでてつろうさんの曲「風の瞳」なんかを歌っちゃったりなんかして。
もちろん実際の曲は、そのアコギが奏でるイントロのストロークでANGEL VOICEだとわかったのだった。
12弦のシャラシャラしたストロークに福山さんのストラトのリフが重なりなかなかかっこいい。
声のエコーもよく、あの時のクジラの前でうたったバサラの姿が浮かぶ感じ。
よくわかりませんでしたが、てつろうさんの代わりにベースラインはHIDEさんのキーボードが担当していたのかな。
なにせHIDEさんの演奏姿は、私の位置からは一切見えないもので(汗)
スタンダードなバンド演奏ANGEL VOICEも大好きなのですが、たまにはこういった構成での演奏もけっこういいかも。
そしててつろうさんのコーラス。
LLLのANGEL VOICEでもそうでしたが、今回も光りまくり。
今井クンの抜けた福山バンドのコーラスをひとりで担うてつろうさんは、しっかりと期待にこたえてくれていた。
正直いいまして、今回のFBツアーの見所として、てつろうさんのコーラスもあげさせていただきたいくらいです。
もっとも、そんなこと改めて言わなくても、てつろうファンを兼ねている人はちゃんとわかってますが。
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13 | PARADE
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スタッフの人が用意してあるカンペを見て、まだ発表していないものがあるのに気づいた福山さんがそれを読み上げる。
「まだこっちにも(カンペが)ありましたね。えっと・・・次のライブが決定しました。」
おおー。今回のライブでかなりテンションあげている私たちにとって、さらに追い討ちをかける次のライブ告知。
もちろんFBの大阪や名古屋の告知ではない。
「[福山王国]Presents FUKUYAMA TOP 20〜アコースティック編〜」 が開催決定!
おおーーー!
久々のアコギライブだ!
「7月31日(日) 渋谷O-West・・・ちっちゃい方ですね(笑) まあ、アコースティックですからね。」
「8月12日(金) 大阪バナナホール ・・・あ、これは遠いですから全然関係ないですね。」
・・・関係あるよ!(中国人ではない)
とはいえ、今回くらい大勢のファンが聞いている告知なので、小さい方とか遠いところとか、全然関係なく多くの人がきてくれるかもしれない。
福山さん・・・おそらくはそれ以上にABEさんのガンバリ(戦略)の結果が現れているということか(笑)
「このツアーはですね・・・ええ、もう(カンペをそのまま)読みますよ。」
日ごろ福山さんを応援しているファンに対する感謝デーとして、ファンクラブが企画、皆からリクエストを聞いて上位20曲をアコギ一本でやるというもの。
リクエスト方法等は後日HPなどで告知するとのこと。
【リクエスト方法 告知内容】
●リクエスト募集期間:6/1(水)〜7/10(日)
●e-mail受付:fukuyama@threenine.co.jp(「FUKUYAMA TOP 20」リクエストと明記お願いします。)
●ハガキ受付:〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町30-4-506
(有)スリーナインエンタテインメント内「FUKUYAMA TOP 20」リクエスト係 宛
@お名前(ペンネーム・匿名希望可)・FC会員の方は会員番号を明記お願いします。
A1回のリクエストに付き3曲までとさせて頂きます。
Bリクエスト1曲1ポイントとして集計し上位20曲をライブ選曲
Cリクエスト曲ごとにできる限りその理由をお書き下さい。
Dリクエストは原則的に1名に付き1回とさせて頂きます。
詳しくは福山さんのHPもしくはスリーナインのHPを参照ください。
「実はこのまえやったFCツアーで、リクエストされた曲は全部やってやるっていうので、2日で56曲やったんですね。」
正確には57曲でしたが、すさまじい曲数でした。
もっとも完成度は5割以下という曲も多かったわけですが(笑)
「流石にそれをやると曲数はいくのですが、クオリティはどうにもならなかったですね。」
それでも大満足だったFC参加者の私たちだったわけですね。
「しまいにはてつろうさんの曲が6曲くらい入っていたのはどうよって感じなんですけどもね。ははは。」
ベースを鳴らして抗議するてつろうさん。
そうですよね、3曲くらいでしたよね(笑)
「北の宿からなんてイジワルな曲もあったりしてですね・・・やめてくださいよ。こうやって集団で書き込むへんなやつね(苦笑)」
どうやら組織票を恐れていて、一位になったとしてもそれがわかった場合には福山さんの一存で却下もありうるらしいです。
つまりやるならその辺の偽装をしてからやりましょうということですね(笑)
「そういうこと(「組織票はやめて」)言っちゃうとやっちゃうんだよな(苦笑)」
苦笑続きの福山さんのMCでした。
なぜか自分で自分を悪い立場に追い込んでいたような気がするのは私だけでしょうか(笑)
どちらにしろFCツアーでのバスのように数時間とかで準備するわけでなくリクエスト締め切りから20日ほども時間があるので、福山さんならかなりの完成度に引き上げて私たちに見せてくれることでしょう。
合間にJAMの仕事とかが入らなければ・・・ですが(笑)
「それではANGEL VOICEもやったことですし、後半戦いってみたいと思います!」
ここからはバリバリと激しい曲が多くなるらしい。
「用意はいい〜かい♪ って感じなんですけども。」
調子はどうだい♪とかけているのでしょうか(笑)
最後のMCコーナーなので言い忘れがないかを確認して曲名コール。
「イントロがかっこいいということで決定したのですが、やってみたらなおカッコよかったという曲。 なんだろな? へっへ。」
いたずら小僧のようにもったいぶる福山さん。
FF!!!には未収録だが、イントロがかっこいいということで今回採用されたという「PARADE」を演奏。
きたあ!
今回やってくれたらいいなとひそかに思っていた曲!
聞いているとパレードというより、ボート漕ぎを思い出してしまうこの曲(笑)
頭ではいる麻生さんのドラムフィルがすげえ。
てつろうさんのベースも踊りまくっている。
すごい迫力だ。
・・・福山さんの声はアコギ旅後半のようにカレカレになっているがそんなことは気にしない。
サビは会場のファンも参加しての合唱。
ああーかっこええ!
アウトロで終わらず、そのままギターソロに入る福山さん。
ここでソロ回しコーナーに突入だ!
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〜 | ソロ回し
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福山さんのギターソロ → フルバンドに切り替わって、なぜか君こな風に終了。
そうか、これは「君は来ない」ではなくではマクロスダイナマイト7の劇中に流れた「クジラの歌」か!
あいたいぜクジラ〜♪(ノブトシ君風に)
さあ、次のソロは誰がくる?
麻生さんのバスドラだけが鳴り響くなか、福山さんが指定したのは・・・
「次は誰かな〜 キ、キ、キ」
キングゲイナー?
「キーボード!! HIDE〜〜〜〜!」
キーボードソロがはいるなか、やっぱり君こな風になる。
終わりでHIDEさんが「アッコちゃん♪アッコちゃーん♪」といえば
福山さんとてつろうさんが向かい合った状態で「スキスキ〜♪」「スキスキ〜♪」
クジラの歌ではなくひみつのアッコちゃんだったか!?
ちなみにこのソロ中、某H氏は「きみはこない」といいたくて仕方がなかったという(笑)
続いててつろうさん。
いつもの長いベースソロだ!
コレを心底楽しめるかどうかで福山バンドライブにおける大人度が計れます。
つまりキン肉マンでキン骨マンやキン肉大王のネタが楽しめる人や、ドリフの雷様コントが楽しめる人が大人みたいなものですね(笑)
てつろうさん福山さんと同じく花道をねりあるく。
そして今回はめずらしくライトハンド奏法を披露するてつろうさん。
私の好きなリッケンバッカー+ライトハンドだとぅ!
かっこよすぎるぜ!
「みんなたのしんでるかー? もりあがっていこうぜ〜!」
ついに終わったてつろうさんのソロ。
「てつろう〜! ロング、ロング てつろう〜!」
福山さんもてつろうさんを盛りたてる・・・あれ?ロングロング(笑)だって?
「ドラムス! 麻生祥一郎〜!」
最後は麻生さんのドラムソロ。
これまた長い!
乳酸がたまりまくりそうな連打が長時間続く!
後半戦の盛り上がりまで持つのか麻生さん!?
ソロまわしが一通り終わった後は、福山さんがハンドマイクでコールアンドレスポンスをはじめる。
Oh Yeah!の言い合いから、う〜う〜う〜の言い合い。
そして恒例「ねここしゃん」のC&Rにまで入っていく。
「(声の)調子がよすぎるぜ、みんな!」
その後再び「Oh Yeah!」や「マクロス」などのC&Rが繰り返されたのだった。
そして締めはふたたびアッコちゃん・・・いや、クジラ・・・もとい君こなに戻って終了。
いつもの今井クンvs福山さんのソロ合戦がないのが物足りなかったがなかなか楽しかったぜ!
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14 | DYNAMITE EXPLOSION
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ソロ回しが終わり、福山さんが小刻みにストロークをはじめ、DYNAMITE EXPLOSIONのイントロにはいる。
その間、ローディの男の子が、ハンドマイクにするために福山さんがスタンドからはずしたマイクのコードの絡まりを一生懸命直していた。(笑)
無事歌いだしに間に合って観客・・・というか私も一安心。
なんで余計な場所でハラハラしているんだ私は!
こういった曲は手拍子が似合う。
私も一生懸命叩く。
思い切り叩こうとするとアクションが大きくなりズレが起こりやすいので、小刻みにテンポ良く叩こう。
肝心なのは手拍子の音量ではなくリズムだ。
ソロプレイではアニメ系ライブご用達のヘイヘイが始まる。
ちらりと熱い観客の方を眺めるとすごい盛り上がりようで、ジャンプしまくっていた。
君達、マジですごいぞ!
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15 | STARLIGHT DREAM
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続いて同じように小刻みなストローク。
今度はスターライトドリームだ。
この歌が好きな友人のH君はこの日遅刻するということで、間に合ったかどうか心配だった。
後ほど逢えたときに、無事聞けたということなので私も安心。
サビであげている手の形が指差しだったりグーだったり、揃っていないのが面白い。
ちなみに私はダイナマイトではグー。
スターライトでは指差しでやっている。
カラカラに枯れた福山さんが搾り出す声。
それでもてひとりがんばるつろうさんのコーラスはまだまだ澄んでいて、福山さんをしっかりフォロー。
最後は観客をまじえたスターライトドリームの連呼になるのだが、その前のてつろうさんのベースフィルはかっこよすぎる。
てつろうさんが徐々に目立ってきたぞ!
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16 | MY SOUL FOR YOU
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スターライトドリームでの大興奮から一転。
次の曲の準備のためにしばらく時間が空き、会場も静けさを取り戻す。
ステージに準備されたのはタコマ。
ただいつものと違うのは福山さんはまだストラトを構えたまま。
タコマはパフォーマースタンド(スタンドに立てたままでギターが演奏できるやつ)に立てられているということ。
アコギとエレキギターの切り替えがすばやく行えるようにだろう。
ここで私の頭にすでにあの曲が浮かんでいた。
まだやっていなかったしね。
「それでは最後に歌いたいと思います・・・」
「・・・・・・・・・・、えーーーー!」
めずらしいギタースタンドに観客も反応がおくれたために福山さんからつっこみが入る。
「けっこう反応が遅かった(笑) やらないならやらないではっきりしろいってね!」
これをきっかけにめずらしいスタンドについての自慢MCがはいり、最後の曲がスタート。
マクロス7の熱気バサラのボーカルが福山さんに決定したその日の帰り道に車の中で出来上がったという、福山さんにとって非常に助かった曲。
MY SOUL FOR YOU。
1コーラス目はタコマのみの弾き語り、そして2コーラス目はエレキに切り替えバンド演奏。
マクロス7 スペシャルライブCD「MY SOUL FOR YOU」やハミングのベスト版「HAPPY BIRTHDAY」のMY SOUL FOR YOUと同じような形式だ。
これまでは大抵エレキをつかっての弾き語り → バンドでの演奏となっていたが、ここまで徹底的なのは私は初めて。
こういう切り替えに弱い私。
静かに大興奮したのは言うまでもない。
・・・福山さんが以前 ポールマッカートニーのライブにいったとき、YESTERDAYで手拍子をする観客、そしてそれを制止するために怒鳴り散らす観客に辟易したというが、MY SOUL FOR YOUも同様に手拍子はしないほうが良い曲。
それでも叩く人は多い。
とくにバンド演奏に切り替わった瞬間にはじめてしまうのは、それだけで福山さんのライブに来慣れていないということがバレる。
もっとも私が福山さんのライブ来過ぎて凝り固まっているというのもありますが(笑)
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