| 1 | うみ |
セッティングが完了し、福山さんはステージ脇からいなくなり、一人残っためろんさんがアカペラで歌い始める。
「う〜み〜は広いな〜おおきいな〜♪」
相変わらず透き通った声だ。
急にひとりで歌ってみたいと思いついたので、大好きな「うみ」を歌ってみたとのこと。
ステージに集中していたのでしばらく気づかなかったが、福山さんは私の右隣でギターを抱えながらスタンバイ。
ギターはサポートということでエレキだと思っていたんですが、今回もハイジ。
このステージで演奏した曲目を見返せばそれも納得でした。
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| 2 | 星めぐりの歌
(作詞作曲：宮沢賢治) |
めろんさんが「うみ」を歌い終わると、ここでようやく福山さんの出番。
「この横須賀で知り合った大事な人・・・、大事な友達を紹介します。福山芳樹さん！」
めろんさん、ちょっと危ない言い間違え。
人（ひと）を男性（ひと）と変換してしまうと怪しさが爆発です。
めろんさんに呼ばれてステージに上がる福山さん。
ギターシールドをジャックに差し込みながら、今回フォローすることになった経緯を話し始める。
福山さんがめろんさんに近況を聞くために電話したところ、このステージに一人で出演すると聞き、急遽仲間に入れてもらったとのこと。
「二人であわせる曲が少ないというか、今日覚えた曲が半分くらいなんでどこまでうまく行くかどうか。でも二人ともプロなんで、がんばります。」
「がんばりましょう！」
というわけで選ばれた曲は・・・
「普段はハードロックバリバリなイケイケ福山さんが、大好きな「宮沢賢治」」
「がらにもなくね〜」
「その宮沢賢治 作詞作曲の曲があるんです。」
「宮沢賢治作詞作曲ってすごいよね！楽譜が残ってたんですねこれ。」
「それをやってみます。かわいい曲なんですよ。”星めぐりの歌”」
ということでイケイケ福山さん（笑）が大好きな宮沢賢治のオリジナルナンバー。
めろんさんは鈴を持ちながらメインボーカル。
福山さんはギターを弾きながら軽くコーラスを入れる。
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| 3 | ひまわり |
続いてめろんさんのオリジナル曲「ひまわり」
海の景色を歌いこんだ歌で、かつて北海道のライブで礼文島の景色が浮かぶと言われたことがありとても嬉しかったらしい。
「あれ？ ちょ、ちょっとまって」
「福山さんどうしたんですか？ なにか・・・おこった？」
起こってます。
福山さんのギターの音が出なくなるトラブル。
急遽スタッフの方が別のチャンネルに変えて対応しようとするがなかなか復帰しない。
時間つなぎのため、めろんさんが自分の住んでいる「練馬」についてのＭＣをはじめる。
「私は東京都の練馬区、豊島園の近く住んでいるんですよ。」
「練馬じゃここから遠いですね〜。京急で来たんですよね。 終電はだいじょうぶ？」
「けっこうやばいんですよね。そのスリルを今楽しんでいますけどね」
最近、映画館、お風呂屋さんができたらしく福山さんを誘う。
「なんで今度遊びにきてくださいね。福山さん。」
しかし作業中の福山さんは返事も上の空。
「ん、練馬？ どこだっけ？埼玉だっけ？」
「ちがうってば！東京都なんだよ〜」
というわけで無事回復したギター音。
ひまわり無事続行！
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| 4 | ノルウェーの森
(ビートルズ) |
一番最初の音楽体験がビートルズだっためろんさん。
福山さんとめろんさんにとっての共通項”ビートルズ”から一曲。
ちょっと幻想的なナンバーをということで「ノルウェーの森」を演奏。
しかしお祭りの場では大体出てくる ウチワ拍子・・・やめてくれ。
※ウチワ拍子・・・ウチワをペチペチ、カサカサとリズムにのって打ち鳴らす雑音発生行為。
福山さんもやめてくれとジェスチャーするが得てして気づかないのがこの手の観客。
ううー。せっかくの幻想的な雰囲気が、一気に夏まつりモードに・・・
・・・。
あれ？これはこれで今のシチュエーションには合っているわけですか！？
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| 5 | 大きな古時計 |
「この曲も福山さんと共通なんですよね。」
「みんなのうた」で大ヒットし、昔からいろんな人が歌っている
「大きなのっぽの古時計」
めろんさんのまろやかな声と福山さんの物悲しいギターがあいまってすばらしい出来。
ざわざわとしていた会場が静まり返っていた。
もちろん演奏後、福山さんもみんなも感じていた違和感は正される。
「ああこれ！タイトル”大きな古時計”ですよね？どうでもいいんですけどね（笑）」
タイムリーにもどこからか歓声があがる。
どうやら出店の人たちが打ち上げをしているらしいが・・・。
「(こんな歓声をあげるなんて)皆、古時計が好きなんですね〜」
ところで「古時計」とタイプするとフル時計になってしまうんですが、フル時計だとすごく新しい感じがするのは私だけでしょうか？
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| 6 | わらべ歌メドレー
- ずいずいずっころばし
- えかきうた(コックさん)
- みっちゃんみちみち
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「みんなが一度は歌ったことがある歌を3曲メロデー・・・メドレーで」
福山さんがギターをかき鳴らしはじめる。
合間にカッティングをいれて手拍子を要求。
リズムはねここしゃんのような感じでアップテンポにアレンジした”わらべ歌”のメドレー。
「よっちゃん、よっちゃんあ・そ・ぼ〜♪」
歌いはじめでよっちゃん（福山さん）を遊びに誘う演出。
福山さんはギターで応え、一曲目「ずいずいずっころばし」
「俵のねずみが米食ってチュー♪ チュー♪」「チュー、チュー」
福山さんもチュウチュウとコーラスを入れる。
なんというか、ラブリー？。
続けて絵描き歌。
「棒が一本あったとさ〜。葉っぱかな？ 葉っぱじゃないよ カエルだよ♪」
そして女性のめろんさんがはずかしそうに歌いはじめたのは「みっちゃん、みちみち〜 ウンコして〜」
さすがにこの歌のポイントでは声が小さくなるめろんさん。
2番では福山さんが気をきかせて「ピー」を入れる（笑）
「紙がないから OH MY GOD！」
紙と神をかけた高度なアレンジ。すごいぞめろんさん。
無事「もったいないから、たべちゃった」終了。
ちなみに福山さんの子供の頃は「もったいないから、なめちゃった」といったらしい。
私は「食べる」派。
※もちろん実際は食べませんよ(笑)
「別に放送禁止曲じゃないもんね。でもすごいよね。もったいないから食べる時代とは・・・すごいかもしれないですね（笑）」
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| 7 | ねここしゃん
(HUMMING BIRD) |
最後は福山さんのナンバーでめろんさんも大好きな曲。1st Album収録。
「世界に誇れる名曲です。」
「そんなことないけどさー。みっちゃんみちみちよりはいいかな〜（笑） いや、やっぱミチミチかな？」
ということでHUMMINGのナンバー「ねここしゃん」を演奏。
メインボーカルはめろんさんなのでいつもとよりかわいらしいねここしゃんが！
そしてスタートの歌詞を間違えまくるめろんさん。
「今日もねここが町をねりあるく〜♪」
自分でも違和感を感じたのか再挑戦・・・その間、福山さんはずっとねここのリズムを刻みつづける。
「今日もねここが家をねりあるく〜♪」
やりなおしの2回目も間違えてしまうめろんさん。
これは完全に忘れている！
福山さんが背後にススーッと近づき、こっそりと耳打ちで教えてようやく1番がスタート（笑）
「今日もねここが部屋をねりあるく〜♪」
コーラス、ボーズパッパは福山さんがいれる。
このねここは、かわいらしくアレンジしていて、めろんさんもつねにパヤパヤとスキャット入れまくり。
福山さんも「にゃ〜お〜」などと猫ス”キャット”。←すまぬ！
わらべ歌メドレー同様にジャズっぽい感じのアレンジでなかなか新鮮でした。
もちろんいつものハードなねここも良いですけどね（笑）
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