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◆2003.03.30◆ WILD VOX ライブ 東京・渋谷Wasted Time


WILD VOX初のライブハウスツアー
初日は東京は渋谷、私の家から電車で20分+徒歩30分
これは参加しなきゃね!

牛島正人氏と我らが福山芳樹のカップリングによりすさまじくアコースティックな世界を堪能できるWILD VOXライブ。
そして福山さんが「俺がメイン」というプレッシャーから開放され、天然ワールドを発揮しまくる「Back To The Nature」なライブ。

今回”も”そんなライブのひと時を綴ってみよう!



3月の終わりの風が強く、花粉も飛び交う久しぶりの渋谷。
前回来たのはあのお見合い以来でしょうか。

ちなみに私がいま独身だということを考えるとどうやらそのお見合いは失敗したようです。
そんなタイガーホースを抱えながらこの街に来ることになってしまいました!

あいかわらず人が多いですね。
Wasted Timeは事前にわかりづらいと某T氏に聞いていたので、きちんと地図をメモしていったつもりですが
直前の2択で左を選択したために妙に遠回りしてしまいました。

そんなわけで大立ち回り、もとい大回りの挙句ようやく到着したWasted Timeにはすでに人の列が道路にまではみ出ています。
これは前の方の席は無理だなと思いつつ並んでいると
どうやらTICKET POCKET → ピア という順番でチケットの番号での入場オーダーみたいです。
やった大幅順位アップ。すいません先に並んでいた私より熱心なファンの方!
ケケケ。

もちろん私より先にならんでいてさらに並び順も私より前という高熱の発生源の方も幾人かおられますよ。

というわけで結構前の席が取れたわけなんですが。
久しぶりのWILD VOXライブ、しかもライブハウスなんて楽しみであります。

さらに今日の曲数を事前に知ることが出来たんですがなんと20曲+アンコール2曲。

曲目紹介も今回は大変だ!
どうする?AIFULL

というわけで!
今回のライブハウスツアー。
初日のライブレポートのスタートです。



凄く長い曲目の紹介
1 インプロビゼーション
いきなり福山さんの業務連絡!
そう福山さんの業務連絡はいつもおなじみのアレ(歌詞カード関連)だろうと思いきや今回は・・・
「スタッフの方・・・曲順表をもってきてください^^;」
いつもながらの軽いギャグ(福山さん以外にとって)でみんなの心をつかんだ後恒例の一曲目
「ライブハウスツアーなので緊張しております。ハハハ、嘘つけって感じですね(笑)」
「1曲目はなんだっけ?あ!あいかわらずインプロビゼーションですね(笑)」

本当に緊張しているのかちょっとハイ気味の福山さんのMCからインプロビゼーションで今回のライブも開始です。
2 ハッピーバースデー
インプロビゼーションへの拍手も鳴り止まぬうちにハミングからのナンバー「ハッピーバースデー」です。
そうそう4月4日生まれのハルさんもハッピーバースデー。
余談ですが、3月3日は女の子の日、5月5日は男の子の日。
4月4日に何が起こったのかとても気になりますね(笑)
3 LOVE OF MY LIFE
(クイーン)
クイーンからのナンバーでWILD VOXではおなじみの曲。
1st Album「野生の風」にも収録されています。
「アルバムが出て1年以上はたっているような気がするんですが(ごにょごにょ)」
とにかくCDに収録されているナンバーから選んだといいたかったようです。
4 今ここに君がいる
「今を生きる人よ」という牛島さんのソロアルバムに収録された曲です。
福山さんが初めて牛島さんとツアーをやったときに、この曲ができたばかりでやった覚えがあるそうで、
「何年前だったっけ?」という福山さんの質問に明確な答えが返らないほど昔のことのようです(笑)
らちがあかず「昨日のことのように思い出される」ということで強引に落ち着けて演奏開始。さすが福山さん段取りが良いです。
福山さんの透き通った口笛が響き渡るイントロから軽快なストロークへ。
アップテンポなこの曲は一発で気に入りました!
ただ最後で牛島さんパートでしんみりとした曲調にかわるんですが、アップテンポのままでいいと思う私は人生がまだ浅いのかな。
5 しあわせの涙
牛島さんの古い曲をやったので福山さんも古い曲をという選曲で「しあわせの涙」です。
途中「ど・な・い」の「い」で二人のピッタリだった呼吸が乱れる事件が発生!!

福山さん「いつまでもあるいて行こうよ♪」
牛島さん「いつまでもふたりで行こうよ♪」

高いキーを使うため気合を入れて歌っていた牛島さんの声で微妙にごまかせ・・・ない福山さん。
すっかり照れてしまってしばらく口パク状態に(笑)。

(福山さんの釈明 in 演奏後のMC)
「古い曲だと歌詞も間違えますね」
「って、そんな訳ないよね、ここに歌詞あるんだから」
「というかせっかくワープロで歌詞がうってあるのに、そのうってあるやつが間違えてるよ。」

福山さん、見事な3段オチを決めてますよ!

※注・・・「しあわせの涙」は今でも現役バリバリで福山さん本人に歌われています。
歌詞カードなしでも歌える数少ない(失礼!)曲なんですが、
今回の演奏について若干の訂正があって
1番から2番への切り替わり
今回はなまじ歌詞カードに頼ったのが失敗の原因のようです。

6 夢宇宙
演奏前のMCで福山さんが「つぎは夢宇宙という曲です」と断言したもののどうやら間違っていたようで
「では夢宇宙からやってみましょう^^;」ということに、
というわけで一つだけ早い夢宇宙の登場です。
7 この空の下に君がいるから
福山さんの「夢宇宙」発言によって後ろに追いやられてしまった曲はこの曲でした!
幻のCDに収録され、今まだ福山さんに好んで歌われている幸せな曲です。
福山さん自信もファンにも愛されているこの曲も天然の福山さんにかかるとこんな扱いです(笑)
8 E.T.
この曲が嫌いというわけではないんですが、このへんから曲の感想が全然思い出せないんですよ。
そのかわりいやというほど思い出せる感覚がありまして・・・
とにかく下からヒューヒュー風を感じるんですよ!
9 KILLER QUEEN
(クイーン)

演奏前のMCで、公式サイトのニュースで予告されていた「WILD VOX Tシャツ」についての宣伝をする福山さん。
牛島さんが着ている黒いWILD VOX Tシャツに注意を向けさせながらちょっと宣伝。

「ちゃんと予告どおり売っていますので、予告どおり買ってくださいね」
「CDも売ってますので持っていない人は買いましょう!」

なんか私の席の当たりに隙間風が入り込んでくるのでしょうか?
とても足というか下半身が冷えるんですが・・・

10 あやつり人形
正直我慢の限界です。
KILLER QUEENの演奏が終了した瞬間にトイレへダッシュ!
トイレから出るころにはこの怖い曲が演奏されていました。
ちょっと離れた場所からお化け屋敷を見ている感じ。
11 忘れられたスフィンクス
マリーさんというオカマのソープ嬢が 屋台でバスタブを引っ張りながら歌舞伎町を歩くというすさまじい設定の劇。
そのラストで世界が崩れ落ちるときに流れる曲として牛島さんが作ったという紹介がありました。
本当にすさまじい設定ですね。

福山さんがとちりながら曲名を紹介
「忘れ去られたスフィンクス・・・(もとい)忘れられたスフィンクス」

福山さんに低すぎるキーなんでしょうか、ちょっと苦しげに、つぶやくように牛島さんに相づちを入れる。
すいません思わず周りの人たちと顔を見合わせて笑ってしまいました。
と思ったもののサビの部分にはいってからは良い感じですっかり引き込まれてしまいました。
下半身の心配ごともなくなったので最高です。

12 ギター少年の死
演奏前にこの曲についてインタビュー形式の紹介があり

ヨッシー「次の曲は僕も知らない曲で”ギター少年の死”という暗いタイトルなんですがどういった経緯で作ったんですか?」
ウッシー「何十年前の学生の時につくった曲で」
ヨッシー「十何年前ではなく何十年前なんですか? 10の桁が2つなんですね」
ウッシー「そう、まだ僕もギター少年で、これから先就職が待っているというときに作った曲で・・・」
ヨッシー「(死んだギター少年が)復活しちゃったんだねウッシーは(笑)」

そんな楽しげなMCとは裏腹にというか予想通りといいましょうか
みんなが思ったとおりタイトルだけでなく曲調、歌詞ともに暗い曲でありました(笑)

13 Time
「(20数年前の曲をやるなんて)まさに人に歴史ありですね。
次は、牛島さんの歴史の比較的浅い曲をやってみたと思います。」

ということで福山さんが”この空の下に君がいるから”を牛島質店に入れてメインをはる”TIME”です。
私もWILD VOXに来てこのTIMEを聞くのをいつも楽しみにしています。
こういう狭いライブハウスでシーンとした店内にこの曲が流れるのを聴く・・・最高のしあわせです。
14 愛する人を守りたい
この曲も「今を生きる人よ」に収録されている曲で牛島さんがメインで歌う曲なんですが。
「〜のままに伝えたい♪・・・間違えちゃった^^;」
と出だしも出だしで牛島さんが失敗!これは珍しい
以前福山さんがグレープフルーツムーンで「僕の友達」を半分くらいでやり直した経歴がありますが、
今回は開始20秒くらいだったのですぐさまイントロからやり直して持ち直しました。
ふ〜〜〜あぶねえあぶねえ。
15 ふるさと
牛島さんの2枚目のCD「君に会いたい」に収録されているナンバーを福山さんメインで演奏です。
「季節の跡」みたいな感じの雰囲気で、季節の跡が秋ならこれは夏の終わりといった感じでしょうか?
16 ガラパゴス
牛島さんがノンカポで福山さんが3カポにしたらこの曲!
というわけでカッティングを交えてのギターソロがカッコいい”ガラパゴス”です。
17 ア・ライヴ
前回のWILD VOXライブ、確か場所はエノキザカスタジオでしたか。
そこで初めて聴いた曲で、アップテンポで私も一発でお気に入りに追加された曲です。
次回のWILD VOXアルバムでは是非収録希望!
といっても牛島さんのアルバム「今を生きる人よ」にも収録されていますので聞きたい人は是非!
19 勇気を出して
アライブの演奏が終わり、次の曲の歌詞カードをめくると
「あ!ここに曲順表があった!」
どうやら最後の方にさしていたのですっかりド忘れしてようです。
演奏前に牛島さんのチューニングが長引く。
どうやらうまくチューニングメーターが動かないようだ。
福山さんはすぐにチューニングを終え、「従順なヤツだなこいつ(俺のチューナー)は」
などといたずらっぽく牛島さんに当てつたりするシーンも見れました。
20 まだまにあうさ
激しいギターソロで始まるまだまにあうさ
「手うごかしてみようか!」
と手拍子を要求する福山さん。
もう私の周りはすっかり手拍子につつまれていたんですが、会場のみんなが手拍子を開始する。
この一体感がライブですね!
福山さんが高いパートを担当しているので勉強になります。
「ありがとございましたー」 ステージを降りるWILD VOXへの拍手がアンコール要求の手拍子に切り替わることしばし、牛島さんと福山さんの再登場。 なんとライブ本編では牛島さんのみ着ていたWILD VOX Tシャツに福山さんも着替えての登場です。 なんと本編20曲に加えてアンコールの要求にもこたえてくれました!ありがとうWILD VOX! (↑事前に知っていたので感動は薄い感じですが、その微妙な感動を楽しめるのも大人というものです) そして再びステージにのぼり、演奏前のチューニングをはじめると アンコールの手拍子に対する感謝を言った後。 「えーと今日は、3月30日。何の日かというと・・・」 「フランシーヌの場合は〜♪・・・ハハハ、知らないって」 と古い曲をかるく口ずさむ福山さん。 ※新谷のり子「フランシーヌの場合」 「なんと牛島正人のバースデーであります。」「で何歳になったの?歳かくすような歳かい!」「そういう歳」「そういう歳だそうです〜(ジャカジャカジャカジャン)で?何歳?知らない?」 客席にまで追求の手を伸ばす福山さん。 その後も福山さんのしつこいまでに繰り返される牛島さんへの年齢追求が続いたのはいうまでもない(笑) 結局牛島さんは何歳だったのでしょうか(笑) そんな年齢裁判が行われていると、急に福山さんが客席の後ろのほうに視線を移して騒ぎだす。 「あれ、まだ早いよ!(俺がしきるはずだったのに)もうきちゃったよ!どうする!?」 福山さんの想定していた段取りとちょっと違っていたのか、予想外に早い登場に焦りながらもギターをかき鳴らしてその登場を演出する。 当人には内緒にしていたバースデーケーキが運ばれてきたわけです。 福山さんがケーキを運んできた女性を牛島さんの娘のユキちゃんだと紹介し、(私の姪と同じ名前だ!) ローソクの火を吹き消し(最後までのこっていた火が一つありましたが・・・)、場内で拍手。 誕生日おめでとう牛島さん! 「(ケーキの)ローソクによると9歳? 9歳?」 まだ福山さんのなかでの年齢裁判続行中ですカー!? 「心残り」で最後までのこっていた炎を吹き消した後 また娘のユキさん(牛島さんの長い人生の歴史が感じられる年齢です)によってすぐさま運び去られるケーキ。 「あ!あれ?食べたりしないの?ねえ!」 福山さんは、脳内の段取りとことごとく違う進行に焦りまくっております。 おそらく事前に「ケーキのことは(牛島さんに)内緒にしておいてください」くらいのことしか知らされていないと見た! ちなみに牛島さんの生年月日は公式には1956年3月30日となっております(笑) そんな年齢には見えないほど若々しいですよね。 福山さんは今年の誕生日で40歳になります。 さようなら私と同じ30代、そしてまた会う日(次は10年後)まで。 アンコールの紹介
1 めぐりあい
「バースデーケーキを前に見ながらやろうとおもったのに持っていっちゃうんだもんな〜」
残念そうに言う福山さんも嬉しそうに牛島さんを祝い、牛島さんもスタッフと観客に感謝を述べる。
「お客さんはこの件では関係ないんだけどね、あ、拍手だけか」
福山さんも実の兄のように牛島さんをからかうのが二人の仲のよさを感じさせます。
それでも「拍手をありがとう」と述べる優しい牛島さん。
牛島さんも福山さんもカポを二つに設定したらこの曲でしょう!
WILD VOXでの定番曲、今日も絶対やるはずだとおもっていたのに本編では結局やりませんでした。
そんなわけでアンコールでやることがすでに予想されていましたが相変わらずカッコいい曲だよねー。
相変わらず調子の悪い牛島さんのチューナーにと間取りながらも「OK!」
というわけで「めぐりあい〜Feeling Love Going Home」です。
2 祝福と涙
「では最後にしゅふしゅくの・・・祝福の涙で終わりたいと思います。
今日はどうもありがとうございました。」

なぜか今日は曲名紹介でとちることが多い福山さんですが、何かあったのかな。
確かにいつものこと・・・ではありますが。
そして去年の12月のWILD VOXライブで初登場した福山さんのナンバー「祝福と涙」が最後の曲になりました。
もう22曲目なのにもかかわらずあいかわらず乱れの無い声。
やっぱり実力派のシンガーは違う。
高いパートの福山さんと、低いパートの牛島さんの声がミックスされた今回のベストハーモニー賞をこの曲にささげます。
ライブも終わり、Wasted Timeの店内も観客が帰り始めスタッフの方の片付けが進行していくなか 牛島さんに先ほど購入したTシャツへのサインをお願いする。 今回のWILD VOX Tシャツ 難点は黒ということでしょう。 サイン可能な場所は胸のWILD VOXのロゴマークがはいったとても狭い白い個所だけ。 ちょうど二方の名前が並んでいる個所にそれぞれサインしてもらえました。 で、最後帰り際にスタッフの方が先ほどのバースデーケーキを会場に残っていた方たちに配り始めたので 遠慮なくいただいて(はじめ遠慮がちだった某T氏もケーキ2個がのった皿を勧めたところ、すごい速さで平らげていた・・・) 私も2皿をありがたくいただきました。 今日はお昼からなにも食べていなかったのもありますが、大変美味しくいただきました。 2時間以上に及ぶ長い時間、本当にお疲れ様でした。 最後まで透き通る歌声を聞かせてくれたWILD VOXの二人に感謝して今回のライブレポは終了です。 また次回! ○本日の福山さんっぽい人(誰やねん) 「口のまわりがガビガビでまいったよ〜」 私が数十年来の花粉症だというのは周知の事実なんですが 今日は福山さんも花粉症でかなりきつかったらしいです。 どうやらMCでうまく舌が回らなかった原因はコレみたいですね。 気持ちは痛いほどわかりまする。 「例のWILD VOX Tシャツ」 福山さんはLサイズを着てアンコールに登場したんですが、かなり小さそうです。 はじめから着ていなかったのは、長い時間歌うのが辛いからだったのかも知れません。 みなさん福山さんの着ているサイズはLなんで、購入時の参考までに。 4月20日のアースデーライブならまだまにあうさ! 昔なじみの方々とちょうどお話しているのが聞こえてきたんですが 「福山さんちょっと痩せたよね」 「体重(大体の数値を述べていましたが、本人の名誉のため伏せます)はかわってないんだ。 年とると顔が小さくなるみたいなんだよ^^;」 私も最近、家族や知人に顔が小さくなったね。 といわれるんですが、同じように返答させていただきます。

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